表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
THE WORLD  作者: SEASONS
4月5日
169/4820

一文

《サイド:米倉美由紀》


………。


どうも気に入らないわね。


大悟の宣言を聞いてもまだ信じられないと思う気持ちがあるのよ。


疑うっていうほどではないかもしれないけど、

超音波という間接的な理論が納得できないって思ってしまったのよ。


『直接魔術によって影響を及ぼすのではないために回避は不可能』と書かれた一文。


そこに視線を止めながら大悟に尋ねてみる。


「実際の性能を見てみたいわね」


「それなら現在も研究所で実験を続けているはずだ。見に来るか?」


「ええ、そうね」


少し険しい表情で返事をしてしまったわ。


大悟の報告を疑っているわけではないけれど、

それでも何故急に魔術の理論が大幅に書き換えられたのか?という部分に疑問を感じてしまうからよ。


今朝の天城総魔と北条真哉との試合において使用された理論とは全くの別物になっていたわ。


どうしてもそこに疑問を感じてしまうのよね。


「一つ。聞いてもいいかしら?」


「あ、ああ」


「何故、理論の変更を行ったの?」


「………。」


私の一言によって大悟の心臓の鼓動が一気に加速したように思えたわ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ