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中学生探偵 心霊部  作者: みか
日常
3/6

部員が足りない!

しばらく待つと痩せ細の田中先生が職員室にやって来た。ちょっと待ったけどこれで念願の部活が作れるぞ!


「先生! 待ってたんですよ。それで、部活はどうなりました」


「ん?……あぁ、早瀬君か。部活ならまだ作れないぞ」


「………へっ?」


あまりの衝撃に俺は聞き返してしまった。日和は理由が分かってるのか溜息を洩らす。


「あのね、部活っていうのは一人でやれる物じゃないの……せめて四人ぐらい入部すれば大丈夫ですよね、先生?」


「凪雲さんの言う通り三、四人は集めてね。それじゃ」


「あ、待ってよ 先生!」


先生に言っても仕方ない事は分かるけどもう少しなんだ。ここで諦める訳にはいかない。


「……悠心………私でよければ部活、入ってあげても良いよ」


「ひ、日和…」


気持ちは嬉しい。でも日和は心霊の類いが苦手で酷い場合じゃ気絶してしまうぐらいだ。だから心霊関係専門のこの部活でやってける訳ない。


「でも日和……心霊とか苦手じゃなかったか?」


「……な、何言ってるの。それは子供の頃の話でしょ!流石にもう大丈夫よ」


「うーん………本人が言うんだから大丈夫か。 よし、んじゃ伊吹を誘ってみようぜ」


こうして俺達は伊吹を探す事になった。














「いねぇな……伊吹の奴」


「そうね。もう帰っちゃったんじゃない?だから私達も帰ろうよ」


あれから学校中を探したけど伊吹の姿は無い。校内に残ってた生徒にも聞いたけど有力な情報は無かった。これだけ探してもないって事はもう帰ったのか。


「くそ、伊吹の奴め!」


「こらこら。明日、勧誘するんでしょ?そんな態度じゃまた喧嘩になっちゃうよ……と言っても、いつも悠心が一方的に怒ってるだけだけど」


そうだった…。

明日、伊吹に頭を下げなきゃいけないのかよ。








…ーーーーーーーゾクッ









(…な、何だっ!)




一瞬、妙な寒気がして振り返る。異様な行動を見た日和は意味を理解してキョロキョロ落ち着きが無くなる。

教室には俺と日和しか居ない………居るとすれば異質な三人目は……幽霊。


「どどどどうしよっ! ねぇ、悠心。どこに居るのっ」


「…………」


落ち着いて教室中を見渡す。

確かに異様な雰囲気は感じる……けど見えない。


「…何も見えない。もう霊は消えたみたいだ…よし、帰るか」


「う、うん」


教室を後にして俺達も帰る事にした。

それよりも教室で感じた異様な感じ……あれは何だったんだ。




読んでくれていた皆様、だいぶ時間が空いてしまいました。すみませんm(_ _)m



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