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力、なのだろうか?

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「おいおい、何時になったらはじまりの町的な所に出るんだ?歩いても歩いても奇妙な森ばかりじゃないか。」


弘樹はあの後テンションアゲアゲで異世界の町を探し歩いていたのだが、一向に町が見つかる気配が無く、もう2時間程歩いていた。

(流石に疲れてきたな……。)


弘樹がそう思ってどんどんテンションが下がっていたその時、お約束の<女の子の悲鳴>が聞こえた。


「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


ハッ!!

これを聞いた時、弘樹はやっときた!と思った。

まさにテンプレイベントである。

「俺が助けにいかねば!」

弘樹は走って悲鳴のした方まで急いで行った。

たどり着いてみると、茶髪のあまり可愛く無い太った女の子!?みたいな人が馬車込みで盗賊に襲われていた。

盗賊は全部で5人。辺りには護衛らしき騎士達が、血だらけで倒れており、かなりグロテスクだった。



「おいおい、嬢ちゃん、早く奴隷の魔法陣を解いておくれよ。そうしないと嬢ちゃんもこいつらみたいになっちまうぜぇ?」


この光景を見て、やっと弘樹は冷静になった。

(これは色々まずいんじゃないか?ぶっちゃけあのブサイクな女の子はどうでもイイけど、あの盗賊にバレたら殺されるだろ。)

そう、やっと弘樹は気づいたのだ。自分がチート持ちで転生したのでは無く、異世界に失踪してしまった可能性に。


などと考えている間にも事は進んで行き、とうとう盗賊が怒ったのか、

「面倒くせェ!!もう死んじまえ!!」

リーダーらしき男が、女の首を跳ねた。

そして、馬車から首輪のついた人達を、無理矢理引きずりだし、次々に額に何かを打ち込んで行った。そして首輪のついた人が一人づつ苦しみながら倒れて行く。

弘樹はなんだかは知らないが、それがとても酷い事だというのは理解していた。


(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ、本格的にヤバイ。)


弘樹はそこから立ち去ろうとした。

だがしかし盗賊がやっている事が少し目に止まり、そして逃げるのをやめた。

盗賊に額に何かを打ち込まれそうになって、必死にもがいている黒髪の美少女が、そこにはいた。


気づけば弘樹の体は勝手に動いていた。

一気に走り出し、リーダーらしき男の顔面を狙って、思いっきり殴った。

リーダーらしき男も、いきなりの不意打ちに対応できず、あっけなく弘樹のパンチはヒットした。

だがしかしそこからが問題だった。

弘樹のパンチが当たった瞬間、盗賊のリーダーらしき男の顔が、きえた。

「は?」

確かに感触はあったはずなのに、顔がない。

と思った矢先、辺りに赤い飛沫が広がった。

そう、盗賊の顔は消えたのでは無く爆散したのだ。

それを見た他の盗賊の奴らは、ビビって一目散に逃げ出した。


残されたのは額を抑えて死んでいる首輪の男達と、血塗れた弘樹と首輪の女の子だった。


「この手は、なんだ。」

弘樹は呆然と立ち尽くすしか、なかった。



次回、能力覚醒か!?

完全に未定でございます。


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