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プロローグ

「七色の風」


このゲームは種類で行くと乙女ゲームというものに当てはまるらしい。

私はゲームは好きだが、乙女ゲームというものは初めて聞いたし、初めてプレイする。

しかしゲームたるもの、大体の流れは同じであろう。

つまり敵と戦い、ステータスを上げ、装備を整え、仲間を募り、そして攫われた姫をやっつけ…じゃなかった助けたり、疫病に侵された町を救ったり、山に登ってドラゴンの幼生をたすけたり…まぁいろいろあるのだが、最終的にはボスをやっつけるという筋だ。

世界観は中世やら近未来やら神話世界やら色々。武器だって剣や魔法といったオーソドックスなものから、銃やロボット兵器・宇宙戦闘機といったところまで色々。最終目的も世界征服を企む悪を討つといったオーソドックスなものから、神話世界においてサタンをやっつけるものや暴走した宇宙要塞を攻略するものと色々であるが、大体の筋はこれにそっている。

これまでやってきたRPGやシューティングゲーム、ホラーゲーム、アクションゲームも突き詰めて言えば同じだ。

だからまぁこれも同じようなものだろうと私は思ったわけである。

たとえ絵が妙にキラキラとして美しかろうと、初回特典とやらでボスの一人?と思われるキラキラ男性キャラのステッカーがついてこようと。


ちなみに私は初回プレイの場合、ろくすっぽ取説を読まない。

円盤をゲーム機にセットし、起動している間にペラペラっとめくる程度で、あとはゲームのチュートリアルでその操作方法を学ぶ。そしてどうしてもわからない時に初めて取説を真面目に読んでみたりするくらいである。

まぁ大抵はゲーム内のチュートリアルで事が足りるので、取説を読むことは殆ど無いといっていい。


今回の取説をぺらぺらっとめくったところでは、最初の方にキャラクターの立ち絵とともに説明があって、あとはパラメータの説明などがあった。

私はそれを見て、中世風…剣と魔法の世界という一番オーソドックスなやつだな…とちらっと思ったくらいで取説を投げ、ゲーム画面へと視線を転じた。


…ところまでは覚えている。


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