表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/60

「明日こそは、平穏な一日を」

今回、まじで中身ないで(ry。


 イル様、アルヴィン様、アリス様、そして私。

 この面子で口論をしても、それが治まるなんてことはあり得なくて。

 結局、夕食時までくだらない口論を続けていた。といっても、喋っていたのは主にアリス様とアルヴィン様と私で、イル様は時々呆れたようにため息をつくだけだったけれど。


 そして今、昨晩のように皆でテーブルを囲んでいる。

 国王様は私を見て、


 「ところでリイナ殿、アルヴィンとの街見物は如何でしたかな?」


 そう、尋ねた。

 口いっぱいに七面鳥を頬張っている私は、むぐ、と小さくむせる。


 「実を言うと父上、今日は兄上と私、順番にリイナ姫に街をご案内したんですよ」


 アルヴィン様がそう答えている間に、ハンカチを差し出してくれるイル様。

 今回は失礼な言葉は言わないけれど……呆れた目だけで、イル様の思いは痛いほど伝わってくる。


 「順番で?」

 「はい。最初に私、次に兄上、そして最後にまた私が」

 

 アルヴィン様の答えに、ほう、と国王様は頷き、私に視線を移した。


 「リイナ姫、レフシア王国の都はお気に召しましたかな?」

 「は、はいっ! あの、お料理もとてもおいしいですし、にぎやかですし、華やかで……さすがはレフシア王国の都ですね」


 顔に笑顔を張り付けて、私は答える。

 都がとても素晴らしかったのは事実だ。でも、アルヴィン様やイル様と離れて街を散策すれば、もっと都が良く見rたのに、と、心の中で呟く。

 そんな私の心の声を知らない国王様は、笑顔で頷いた。


 「気に入ってもらえて良かった。リイナ殿が暮らすことになる都ですからな」

 

 がっはっはと豪快に笑う国王様に、ただただ曖昧に微笑む私。

 私は是非、ルーン王国の都で暮らしたい。

 心の中でため息を漏らした私に何を感じたのか、


 「慣れぬ街を歩いて、今日は疲れたでしょう。明日はゆっくり休んでくださいな。お暇になったら、私やアリスと共にお茶でもしましょう」


 そう言って、優しく微笑んでくれるお妃様。

 イル様さえいなければ、アリス様も普通だろう。


 「は、はい! 是非伺わせて頂きます」


 だから、私は笑顔で頷いた。

 明日こそは、平和にゆっくり過ごそう。そうだ、今日はナミとも全然話せてないから、明日こそは和気あいあいと語り合ったりして。ユアンが来たら二人で惚気てしまうけれど、それくらいもう良い。


 そう、明日こそは、イル様ともアルヴィン様とも関わらずに過ごすんだ。

 絶対に、平和に楽しく過ごしてやる。心の中で、私はそう決意した。





 ……はずなのに。やはり、平穏な一日は待ってはいなかった。












 

ほんと、中身無くて申し訳ないです。


もうそろそろ(小っちゃいかもだけど)山を入れるつもりなので、もう少し待って頂けると嬉しいです。

ただ、山があっても、イルとリイナは急進展しませんよね、絶対←


あと、最後にもう一つ。


更新に一か月もかかって、申し訳ありません。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ