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逆再生

作者: 鳴瀬るな


 少し胃の調子を悪くしていた平日の朝。

 不憫に思った神様が奇跡を起こしてくれた。

 学校に行こうとドアノブに手を掛けた瞬間、僕の意識とは無関係に体のみが逆再生を始めたのだ。


「行ってきます」


 僕は言葉とは裏腹に靴を脱ぐと、後ろ歩きで自宅に上がり込む。

 

「学校嫌だなぁ」


 不登校児さながらの悪態をつきながらリビングに向った。

 それからテーブルについて椅子に座ると一言。


「ごちそうさまでした」


 手を合わせてから朝食を吐いた。

執筆してみるまでは200文字小説がこんなに奥深いものだとは思いもしませんでした。決められた文字数にしなければならないというルールにクロスワードパズルのような魅力を感じます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 最後が秀逸。 実にうまくまとまって見えます。 面白い作品です。 [一言] やはり200文字は難しいですね。 私はちょっと・・・(くどい文章なので)
[気になる点]  身体が逆再生されてるんですよね?  言葉も逆なのでは? [一言]  初めまして、夕顔と申します。  200文字小説ですか……。  ジャストって難しいですよね。  書いたことないですけ…
[一言]  あははは。急に自分が逆に動き出したら大変ですねぇ…。そして、食事は材料になり、冷蔵庫に戻り、そんままスーパーに戻されて…。  その頃、私は、トイレに行って…。  いーーやーーーーー!!  …
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