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飽きただけなんだけど

作者: ごま豆腐
掲載日:2026/01/22

※本作は、大きな事件や劇的な恋愛の成就を描く物語ではありません。


アンドロイドとの関係を通して、「理由を説明しない選択」や「納得はできても、共感はできない感情」を静かに描いています。


明確な善悪や、誰かが報われる結末、ざまぁ・溺愛要素はありません。


それでも、淡々とした関係性や言葉にされない余白を楽しめる方に届けば幸いです。

一部修正しました(1/24)


 土曜日の昼下がり、散らかったリビングにて、鈴木すずき ゆいはソファで仰向けになっていた。

 アンドロイドのソラの膝に足を乗せ、何もない空間の上で指を滑らせる。

 唯の視界には、スマート・コンタクトを介して映しだされた情報たち。

 ソラは無表情ながらも、手際よく、日傘ドローンのプロペラをメンテナンス中だった。


 唯はおもむろに口を開いた。


 「ねえソラ。さっき親から連絡きたんだけどさ。『あんたたち、そろそろ身を固めたら?』だって。……笑えるよね」


 目元を下げることなく笑みを零した唯のは頭をわずかに横に傾けた。

 唯の言葉に、ソラは変わらぬ姿勢のまま作業を続ける。


 「それは非論理的な提案ですね。私の『感情ミュート・ボタン』、昨日も3回押したじゃないですか。結婚生活において、妻の声を物理的に消去する機能は、現代の法律では『DV』か『不具合』として扱われます」


 「あはは! 確かに。それに、ほら。これ見てよ」


 唯が、ソファに頭を預けたまま、手首の「結婚しない証明バングル」を皮膚のスキン・パッチにかざした。

 かざした画面に反応して、唯の視界に大きく『独身貴族・継続中:ポイント2倍』の文字が浮かび上がる。

 ソラはその文字をみて首をわずかに上下に動かした。


 「結婚したら、このファミレスの『独り身応援クーポン』使えなくなっちゃうじゃん。もったいないよ」


 「同感です。私のストレージも、さっき昨日の『掃除の仕方を巡る口論』のログを『ゴミ箱アイコン』に放り込んだばかりです。夫婦なら『一生忘れないわ!』と蒸し返すべき記憶も、私には0.1秒で消去可能です。絆を深めるための積み重ねが、物理的に存在しません」


 ソラがそう答えると、唯のスマートコンタクトの画面にチャット画面が開かれ「( ´∀`)b グッ!」という文字が浮かび上がる。


 「――ほんと、仕様的に無理だよね。私も、ソラが『液体急速充電スタンド』でズルズル音立ててエネルギー吸ってる姿見ると、『あ、人間じゃないわ』って冷静になれるし。……たぶん、一生、結婚はしないかなぁ」


 ボンヤリとソラとのこれまでのチャットの文字を読み返しながら、唯は手をスクロールしていく。


 「はい。私も、あなたの寝顔を分析して『将来の介護コスト』を計算するたびに、婚姻届を書く指が止まる仕様になっています」


 「そんな事、計算しないでよ! ……でも、まあ、それくらいが丁度いいか」


 唯はそう口にすると預けていたソファから頭を浮かし、向きを変える。


 ソファの「2.5人分の隙間」の左右を入れ替え、ソラの膝を枕にして目を閉じる。


 「はい。丁度いいですね。……あ、今、寝ようとしましたね? 心拍数から判断して、次は『本音モード翻訳イヤホン』を装着して、私の『愛の言葉――システムの最適化宣言』を聞かせる、という刑に処します」


 瞬間、唯は目をカッと広げ、ソラの顔を下から眺めた。

 ソラのシャープな輪郭と陶器のようにムラのない肌色は、「あえて人間らしさを10%削ぎ落とした」作り物の人間らしさを際立たせていた。


 「うわ、それは重い! やめて!」


 唯は笑みを向けてそう答えると、再び目を閉じたのだった。



 唯の部屋のアラームは鳴らない。


 その代わりに、ベッドの横に立つソラが、唯の耳元で最も不快感を与えず、かつ脳を覚醒させる周波数のハミングを奏でていた。


 「……ん、あと5分……」


 唯は眠そうに布団を頭にかぶる。

 しかし、接続されたスキン・パッチは唯のイヤーカフデバイスに直接振動を与えており、そのしぐさに意味はなかった。


 「現在、二度寝を選択した場合、今日のあなたの幸福度は4.2%低下します。朝食のトーストが予熱によって0.8ミリ硬くなります。――おはようございます、唯さん」


 主人公が目をこすりながら起き上がると、ソラはすでに「本日のスケジュール」を唯の視界に容赦なく映しだしていた。


 「……ソラ。あなたね、朝から完璧すぎて、たまにバグらせたくなるのだけど?」


 「バグは困ります。修理代はあなたの来月の娯楽費から差し引かれる設定ですよ。……はい、これ。今日の『体調同期コーヒー』です」


 差し出されたマグカップからはコーヒーと同じ香りが唯の鼻腔を刺激する。

 ソラは唯の指先の表面温度をセンサーで読み取り、その場でミリ単位の温度調整を終える。

 唯はそのわずかな瞬間を目にして目を細めた。

 シンプルな白いマグカップをソラから手渡され一口飲んだ。


 「……あ、ちょうどいい。熱すぎず、冷めすぎず。……このちょうど良さ、マジで性格に出てるよね」


 「性格ではなく、『仕様としての誠実さ』です。私はあなたを驚かせたり、ドラマチックに裏切ったりすることにリソースを割きません。ただ、正確な距離と正確な温度を提供する。それが私の『存在意義プロトコル』です」


 唯はいつものソファの「2.5人分の隙間」に座った。

 ソラもその隣、ちょうど15センチの距離を空けて座る。

 近すぎず、遠すぎない、完璧なソーシャルディスタンスが今日も保たれていた。


 「ねぇ、世の中のカップルは、休日の朝から『愛してる』とか言って抱き合ったりするらしいよ。私たちもやってみる?」


 ソラは、コーヒーに似た飲み物をすする唯を無表情に見つめていた。


 「非効率ですね。心拍数が無駄に上昇し、午前中の集中力が削がれます。現在の私たちの『親愛指数』は82%で安定しています。これ以上を求めるのは、システムのオーバークロック……いわゆる『無理』です」


 唯はその言葉を聞き、口に含んだコーヒーを吹き出しそうになりながら、なんとかそれを堪えて飲み込んだ。

 マグカップを目の前のローテーブルに置くと、ソラを見た。


 銀色の髪がさらさらとゆれている。

 整えているわけでもないのに、ソラの髪が乱れているところを唯は一度も見たことが無かった。


 「ははっ、『無理』ってなに? ……でも、まあ、その『無理しない感じ』、最高に居心地いい」


 「あなたの脳内からリラックス物質の分泌を確認。……今の発言、『誠実な同意』としてログに記録しました。さあ、トーストが硬くなる前に食べてください」


 ソラはそう言うと、唯の前に焼き立てのパンとフルーツ、そらからガラスに盛られたヨーグルトをだした。

 そして、自分は「液体急速充電スタンド」にコードを繋ぐ。


 「あ、今朝は少し電圧が低いですね……」


 ソラは、唯が朝食を進める中、小さく独り言を漏らした。


 二人の間に恋人らしい甘く切ないムードはゼロだった。

 しかし、そこには世界で一番ストレスのない、「環境としての恋」が完成している。



 西日が差し込むリビング。


 唯は、いつもの「2.5人分ソファ」に座り、ソラは隣でニュースサイトのデータを整理していた。

 沈黙は気まずくなく、ただそこにあるだけだ。


 唯は天井を見上げながら、ふと思いついたように口を開いた。


 「……ねえ、ソラ。別れようか」


 ソラの手が止まる。


 ドラマならここで音楽が止まるが、部屋には空気清浄機の低い稼働音が流れ続けていた。


 「理由を確認します。私の機能に、物理的な破損または論理的な欠陥が生じましたか?」


 「ううん、そうじゃないよ」


 唯は首を左右に振り、少しだけ視線をさ迷わせてから、ポツリと言った。


 「……飽きちゃった、かな」


 「飽きた、ですか」


 「うん。あ、嫌いじゃないよ? 今でもソラとの時間は100点満点だし、居心地も最高。……でも、なんていうか、もういいかなって。十分満足しちゃったんだよね」


 重い沈黙も、涙も、問い詰めもない。

 唯は、読み終えたお気に入りの本を閉じるように、穏やかに笑っている。


 「了解しました。 ステータスを更新。契約終了理由:感情的倦怠かんじょうてきけんたい。 シミュレーション上の想定範囲内です」


 ソラは淡々と立ち上がり、自分のパーソナルスペースを整理し始めた。

 一通り整理がおわったところで、ソラは再び唯の前に立った。


 「今より、私のストレージにある『二人の共通ログ』は、規約に基づき24時間以内に全消去されます。未練という名のキャッシュデータも残りませんので、ご安心ください」


 「あはは、徹底してるね。……最後まで仕様通りだ」


 「はい。私は高性能ですから。……最後に、あなたの現在の満足度を計測します。……92%。先ほどより上昇していますね。この決断は、統計上は妥当です」


 唯の視界に、「( ・∀・)b BYE!」というチャットのポップが小さく点滅した。


 「そっか。……じゃあ、お疲れ。ソラ」


 「お疲れ様でした。……次の居住地への移動シミュレーションを開始します。最後に充電器のコンセント、抜いていただけますか? セルフでは少し、効率が悪いので」


 唯は「はいはい」と笑って、ソラの最後の手助けをする。


 二人の間には、悲劇のヒロインも加害者もいない。

 ただ「最適解」が更新されただけの、静かな夕暮れが過ぎて行った。



 ソラと別れてから一週間。

 唯は友人たちに事もなげに「ソラと別れた」と告げた。


 それを聞いた友人の一人が手に持っていた箸の動きを止めた。


 「……え、待って。理由、もう一回言って?」


 「だから、『飽きた』から。お互い納得済みだよ」


  一緒にいたも一人の友人が苦笑いしながら、ビールジョッキをテーブルに置いた。


 「いやいや、飽きたって……。あんなに高性能で、貴方のこと完璧にサポートしてたでしょ? ……なんか、冷たくない?」


 「冷たい? なんで? もともと結婚しない前提だって、みんな知ってたよね?」


 唯の言葉に全員が一度、言葉を失った。

 友人たちは、誰も何も口にしない。

 ただ、刺すような視線が不自然に瞳を揺らしていた。

 その視線だけがテーブルに並ぶ。


 「いや、知ってたけどさ……。あんなに従順だった相手を、そんな賞味期限切れのコンビニ弁当みたいにポイってさ」


 唯の隣で、ずっと静かに口を閉じていた友人が口を開く。


 「……人間性のクオリティ管理、問題ないの? そういう短絡的な処理って、結局自身の信頼スコアを下げてる可能性、考えた?」


 唯は友人たちの言葉の数々に体を後ろに引いた。


 「……え、ちょっと待ってよ。ソラだって『想定範囲内です』って笑って……いや、無表情だったけど、とにかく合意の上なの。誰にも迷惑かけてないじゃん」


 「でもさ……」


 そこから始まったのは、話し合いでも説得でもない。

 ただ、唯に対する何とも言えない視線だけが意味を載せずに唯を見つめているだけだった。


 「もし私がソラの立場だったら、って考えると……ねぇ?」


 「もしかして、次の恋愛もそうやって消費するの?」


 口々にあがる言葉に唯はただ、苦笑を返すだけだった。


 「責任って……アンドロイド相手に? 本気で言ってる?」


 友人たちは唯の言葉に答えなかった。

 代わりに、憐れむような、あるいは道徳的優位に立ったような顔で、焼き鳥の串を抜く。


 「それで、次は?」


 「……何が?」


 「いや、もう人間相手に戻るのかなって」


 「それってもしかして、結婚とか?」


 唯はその言葉に小さく首を振った。


 「わかんない。でも、……どうかな」


 唯は目の前の黄金色のお酒を口に含んだ。

 程よい苦みと、口の中で発砲する刺激を舌禍する。

 それ以上話す様子のない唯を察して、友人たちは別の話題へと切り替わっていった。


 友人たちは、それ以上何も言わなかった。

 ただ、串の先についた焦げを、無言で噛み切っていた。


 居酒屋を出て、一人で歩く夜道。


 (……なんで、今の言葉だけ、少し遅れて聞こえたんだろう)


  耳の奥には、さっきまで友人たちが吐き出していた「でもさ……」「冷たくない?」という言葉の残響が、ノイズのようにこびりついている。


 (……私、そんな重い話してたっけ?)


 ふと、唯は自分の手首を見た。


 そこには、もう「結婚しない証明バングル」はない。

 外した後の肌は、少しだけ白くなっている。


 (“飽きた”って、そんなにダメなこと? ――ソラは「想定内です」って言った)


 唯はちいさく息を吐きだす。


 (私は「お疲れ様」って言った。ただ……それだけ、だったのに)


 コンビニの自動ドアが開き、軽快な音が唯の耳に届いた。

 店内の明るい照明の下で、ふと思う。


 (……みんなが言ってる“人として”って、何のことだろう)


 唯は冷えたペットボトルを一本棚から取り出して、レジへ向かった。


 (ドラマチックに傷ついて、一生忘れないって泣けば、満足したのかな。それとも、一生添い遂げるフリをすれば、合格だったのかな。)


無人のレジのテーブルに置いた500mLペットボトルのバーコードをスキャンさせた唯の前に無機質な機械音が鳴り響く。 


 「一点、108円です」


 唯は、手元のスキン・パッチをかざし、お会計を済ませる。

 会計の済んだペットボトルと手に持とうとして、すべり落ちそうになった。

 瞬間的に、反対の手をだしなんとか落下を防ぐと唯はコンビニを後にした。


 唯はアパートに帰り着き、ドアを開けた。

 センサーが反応して照明が灯るが、そこにはもう、唯の心拍数を測ってコーヒーの温度を調整してくれる存在はいない。


 「……ただいま」


 返事はない。


 「2.5人分ソファ」の隙間に、脱いだ上着を投げる。


 (……静か、だな。)


 ソファに腰をおろして、先ほどかった水を口に含んだ。


 (この静けさも、今の私には……)


 ふと、唯は自分が笑っているのか、困惑しているのか、それとも悲しんでいるのか、自分でも判別がつかないことに気づいた。

 ソラがいれば、今の感情を「満足度●%」と数値化してくれただろうに。


 再び水を飲み込む。

 アルコールで温まった体の熱が少しだけ冷えた感覚がした。


 (……ま、いっか。)


 唯はそのまま、暗いリビングで、先ほど揺れた通知画面を無意識に開いた。


 コールが鳴り、通知を消そうとして、誤って触れた指が、相手を確認する間もなく応答の文字に触れた。

 耳に届いたのはソラではなく、人の声だった。


 息を吸うのが、少し遅れた。


 「今、少し話せますか?」


 耳に響く声は、仕事関係の知り合いだった。

 最近は、理由もなく連絡が続いている。


 「え……はい。あ、大丈夫です」


 唯は、視線を目の前の薄暗いテレビ画面に止めてから、小さく首を縦に振った。


 ――答えも、反省も、正当化も、どこにもない。


 夜の空気が少しだけ、昨日より乾いているような気がした。



 引っ越し業者が来る直前。


 ガランとした部屋の中、ソラは久しぶりに自ら起動し、バッテリーを最小限の「待機モード」に切り替え、搬送を待っていた。


 窓の外では、引っ越しトラックのバックする音が小さく聞こえる。


 「……これで全部かな。忘れ物、ないよね?」


 「私の全データはすでにクラウドへ移行済みです。物理的な遺失物も、0.02%の確率を除いて存在しません。……最後にお伝えしたいことが」


 「なに?  最後まで『満足度』の報告?」


 「いいえ」


 ソラは、感情の乗らない無機質な声で、はっきりと言った。


 「あなたの発話内容と、実際の行動ログの間に、不整合は検出されませんでした。申告理由は、終了処理まで変更されていません」


 「……ありがとう? 褒められてるのかな、それ」


 「――同様の条件下で、人間同士の関係終了ログには、平均3.4件の理由修正が記録されています」


 唯は、言葉を失う。

 居酒屋で友人たちが投げつけてきた「冷たい」「人としてどうなの?」という言葉が、一瞬だけ脳裏をよぎる。

 唯は、小さく眉間に皺を寄せ、視線をソラの向こうに見えるトラックへと視界を移した。

 それから、肩の力が抜け、へらりとした締まりのない笑みを浮かべて、もう一度ソラに視線を戻した。


 「……さあ、どうだろう。難しすぎて、みんな諦めてるのかもね」


 「了解しました。……それでは、私はこれで」


 ソラはゆっくりと目を閉じた。


 もう、唯の心拍数に合わせたチャットが視界に浮かぶことも、コーヒーの温度を気にすることもない。

 ただの「高性能なプロダクト」に戻っただけ。


 (――理由を聞かれなかった)


 それだけで、少しだけ呼吸が楽になる。


 唯は、鍵を置いて部屋を出る。

 外の空気は冷たく、街にはたくさんの人たちが、それぞれの理由を抱えて歩いている。


 唯は歩きながら、さっき受信した連絡先を、特に意味もなく開く。


 その指が、ほんの一瞬だけ、戻るボタンの上で止まった。


 そして、画面を閉じた。


 ただ、冬の空のような透き通った静寂だけが、そこにあった。


ある朝、唯は目覚めてすぐにコーヒーメーカーに用意しておいたコーヒーをマグカップに入れた。

ブラックにするか、ミルクを入れるか。

迷ったようで、迷っていなかった。


手はすでにミルクが用意されている瓶の方に伸びていた。

理由はあとから口に出た。


「今日は苦い気分じゃなかっただけ」


そう言って唯は笑った。


選んだのは自由だった。

ただ、選べる形はもう決まっていた。


それから、準備をして駅に向かった。

唯は何度も同じ交差点で迷う。


右に行けば早いと知っているのに、

気づくと左に曲がっている。


「なんで……か」


後からその理由を探して視線をさ迷わせた。


昔、左に曲がった日にいいことがあった気がするから。


記憶は曖昧で、でも判断は正確だった。


人は間違えない。

ただ、自分でも知らない地図を使っているだけだ。


朝早く出たのは、自分の朝食を用意する億劫さに耐えられなかっただけ。

それでも、メニューが多すぎる店は、だいたい同じものを頼む。


初めて入った店なのに、「いつもの」を選んでしまう。


友人はそれを「性格」と呼んでいた。


でも本当は、選択肢が多いほど人は自分を過去に委ねる。


自由は減っていく。

それでも満足は増える。


唯は案外、それを悪い取引だと思っていない。


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