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指名手配が取り消されたメリナ

海水浴を楽しんだ次の日にアルカイドシーへ向かい、情報収集と買い物をした。


指名手配者リストからメリナの名前は消えていた、傭兵ギルドで聞くと


「あ〜あそれな、なんでも皇族じゃなくて婚約者だった貴族が指名手配にしたんだよ」

「噂では歳の離れた肥った男だと聞いたが」

「正解だ、その貴族は帝都でデカいワニ型のMBが暴れた時に屋敷ごと踏み潰されたらしくて死体もグロかったらしい」

「皇女メリナは自由ってことか」

「そういうこった、あんちゃん メリナ様のファンか?」

「王国の方で見かけたから気になっただけだ」

「髪も銀に染めてるのは珍しいしな」

「これ地毛なんだが」


ってな感じでメリナは帝国内でも自由になった、それでも出かける時は外套を着けているが


「ライさんのおかげで海産物を買い込めました。」 

「私たちは海鮮料理の研究をします」

「トッド、ナリー、美味いものを頼んだぞ」


食堂の厨房では2人の料理人が研究中だ、俺はレオンの格納庫へ


「ミア、居たのか」

「レオンちゃんとお話していたのよ」

「邪魔したな」

「もう、終わったわよ 聞きたいことでもあるんでしょ」

「次はどこの遺跡に向かうんだ?」

「次はピンガーが居たところよ」

「ピンガーが居たところはメリナがすでに見たんじゃ」

「当時のメリナは逃げるために焦っていたでしょ、なら見落としがあるかもしれないじゃない それにレオンちゃんも妹のピンガーが住んでいた場所が気になるわよね〜」

「ガゥ〜(気になる〜)」


住んでいたというか封印されていたのだが、ミアはレオンに甘い


ミアと話し終え、下の格納庫へ行くと双子とフィーネがツヴァイとドライの掃除をしていたため、手伝った


「お父さん、ありがとう」

「高い所は俺がやるから、落ちたら危ないし」


ツヴァイとドライの掃除を終えると2体はとても満足そうに鳴いていた


「フィーネは大人になったら何がしたい?」

「まずはお父さんみたいな考古学者にはなりたくないです。それとお父さんみたいな人と結婚したくないです。」


アレクが聞いたら泣くぞ


「旅が終われば3人とも学校に行くことになるから、そこで友達を作ったりするんだぞ」


俺も村の小さな学校に行っていたが授業が終われば帰って家の仕事をしていたため、遊ぶ時間はなかった

休みの日があれば遺跡に行っていたから友達と呼べる人間は旅に出てから知り合った人たちくらいだろうな


3日後、ピンガーが居た遺跡に到着した。ピンガーにとっては久しぶりの里帰りなのかもしれない




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