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VS悪食2

砂漠地帯へ逃走した悪食を追うため、メガロトータスは移動している。ライたちはこれまでの情報を解析、作戦を立てていた。


「まずはあのハエトリソウ型ね、ほとんどあれに喰われているはずよ」

「数も多いしな、あの大きさは異常だろ」


食虫植物型のMBは小型よりも小さく、平均的な人間の大人くらいの大きさ

植物と同じで地に根を張る、これの場合は地に自身のコアを隠している 移動が出来ず密集地があり普段は植物に擬態しているここまでが簡単な説明だが


「中型から大型MBくらいの大きさだったよ、それに悪食自体が大きかった」

「あれは超大型サイズよ、徹甲弾での内部破壊は効果的だったようだし 今は徹甲弾の補充をしているわ」


ミスティはなんだか難しい顔をしている


「ミスティ、どうした」

「いえ、食虫植物型MBは火に弱いと聞きますが悪食本体には有効なのかどうかと」

「それは確かに分からないわね」

「ミア、俺が聞いた話だと砲撃もしてくるらしいぞ」

「今回は射程外だったから攻撃してこなかったってこと?」

「そんなわけないにゃ、MBは知能はあるけどそれは正常なコアよ、キメラ型は歪で歪んだコアなのよ 暴走していると言ってもおかしいくらいの」


ドローンの破壊といい、野良や暴走状態にしては賢すぎる


「パイロットがいるんじゃないのか?」

「もし、いたとしても操縦はできないし、コックピットにいても喰われているわよ・・・・・・・・ライ、あんた天才ね」

「どうしたミア?」

「人間がコアに取り込まれているなら」

「ミア、そんなことが可能なのですか」

「数千年前、MBの研究であったのよ それを今の時代にやっている馬鹿がいたみたいね メリナ」

「帝国に研究をやっている人は多いけど?」

「頭にマッドが付く研究者はいたの?」

「う〜〜ん、いたけど 実験中に爆発に巻き込まれて死んじゃてるよその人 たしか4年位前かな」


お腹が鳴る音が部屋中に響き渡った


「すみません。」

「時間が時間だし、昼食にしよう 腹が減っては戦はできぬって言うし」

「私もお腹が空いてペコペコだから」


メリナとミスティは食堂へ向かい、ライとミアは後ろからついていく


「ライ、ミスティはいいお嫁さんになるわよ」

「いいお母さんになっているけどな」

「それはライもお父さん出来ていると思うわ 間違えたことや危ないことをしたらちゃんと叱らないといけないわ」

「分かっている」


食堂で昼食、今日のメニューはカツ丼だった。勝つとカツか


「2人ともちゃんと噛んで食べるんですよ」

「「 はーい 」」


食べ終わった頃、ミアがやって来た


「ライ、格納庫まで来て」

「おう」


ミアについていきレオンの格納庫へ


「今回は厳しい戦いになると思うわ」

「それは分かっているけど、改まってどうした」

「全面に火力で押すならコマンダー、一撃必殺ならストライカーよ」

「サイレントは?」

「あれには通用しないと思うわ コマンダーの追加アーマーがあればいいんだけど」

「射撃装備が強化されるのか」

「う〜ん、なって言えばいいのかしらレオンが歩く火薬庫になるわ あと機動力が死ぬけど」

「レオンはどうしたい」

「グルルㇽㇽ」

「体内から全て抉り出してやるぜってどこでそんな言葉を覚えたのお姉ちゃん怒るよ」

「グゥ」

「ごめんなさいって汚い言葉は使わないようにね」


ミアってお姉ちゃんよりお母さんだよな~


「何?」

「なんでも」

「どうやら、おじいちゃんが捕捉したみたいね」

「ミア、コマンダーで行く、場合によってはストライカーに換装する」

「妥当ね」


ライはレオンのコックピットへ乗り込み、各部のチェック 破壊されたドローンは補充されている


「お兄ちゃん、いつでも行けるよ」

「ライ様、こちらも行けますわ」

「さっきと同様にドローンを飛ばす、メリナはメガロトータスの背中に登ってハエトリソウの駆除 俺とミスティは本体に攻撃をしてみる。」

「ミスティ、ミストの武装の確認を忘れないで、両肩にミスト用のレーザーバルカンを装備しておいたわ」

「確認しましたわ ありがとうございます。」

「御礼は戦果を挙げてからよ」


レオン、ピンガー、ミストはメガロトータスから発進した。


悪食との第2ラウンドが始まる

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