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国王と王女

エルマント王国、王城内では国王オードラン・エルマントが闘技場の試合の観戦をしていた。

年齢は40代、白髪交じりのブロンドヘアー、この男はMBに乗る事が出来ないがマニアックなほど知識がある 完全なるMBオタクであり、妻や娘たちも呆れている


「MBの試合はとても面白い、大きさの差で試合が決するものではないからな」

「お父様、試合の観戦はいいのですがお仕事を疎かにされては民に顔向けが出来ませんわ」


国王の隣にはこの国の第一王女であるミスティ・エルマントがオードランの監視をしていた。

年齢20歳、腰位までの長さのブロンドヘアー、ミスティは専用のMBを所持しているが父親であるオードランは何も知らない


「そうだな、霧の仮面の試合が見たいのだが今日はなさそうだな」

「仕方ありませんわ チーム名と機体名だけでパイロットに関してはプライバシーの保護をしているので」


スクリーンには次の試合のアナウンスを初めていた


「ピーチボーイか、あそこのMBはとても愉快だな」

「そうですわね」

「トゥルーク兄妹、初めて聞く名前だな」


スクリーンには白い装甲のライオン型MBとピンク今日の装甲のトラ型のMBが映っている


「素晴らしい、あんなMBが存在していたのか」


興奮気味のオードランと


白い装甲にライオン型、文献にあった王の機体なのでは? でも数千年前の滅亡した名もなき国の話、この試合で何か分かればいいけれど


「あの一瞬でワンケンの刀を破壊するとは」


興奮する父とすれ違いの一瞬に何が起きたか分かってしまった娘


あのスピードとテイルブレード、危険な相手だな、私でも対処出来るか怪しいですわ


「Noーーーーーーーートリヤンがーーーー」


光学迷彩で隠れたピンガーの2連装ビームキャノンでトリヤンが機能停止していた。


「お父様、これで2対2になりましたわ」

「それは分かっているが、光学迷彩厄介な」


それは実際に試合で相まみえた時の私の台詞なのですが


興奮する父とどう戦って勝つか考えている娘

そして試合はトゥルーク兄妹の勝利で終わった。


「レオンハート凄まじい機体だ」

「あの白い装甲は美しかったですね」

「ミスティも分かってきたか」

「正直な感想を述べただけですわ、MBには興味はありませんので」


オードランの執務室を後にしたミスティは先程の試合で興奮したのか手には汗をかいていた。

ミスティは自分の部屋へ戻り、デバイスを使い情報収集を始める


「トゥルーク兄妹の試合は全部で3試合、2試合目は決まっているが3試合目はまだか・・・なら」


霧の仮面ことミスティはトゥルーク兄妹、レオンハートに1対1を申し込んだ。

そして返事が届いた。



「お兄ちゃん、良いの?」

「1対1の経験も積みたいからな」

「霧の仮面って王都の闘技場で最強らしいわよ、レオンとライなら大丈夫よ」

「ミア、霧の仮面の機体情報はあるか?」

「あるわよ、帰って対策を考えましょう」


翌日、俺とメリナな第2試合が始まる


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