幸せ探しに
キミの背中には
もう次の未来が待っている
ふだんは気づかないでいた
バス停がもっと遠くにあれば
良かったのにと
遠くにあったなら、その時間分
僕は僕自身の新しいことを探せると思ったから
徒歩何分かの時間だと
ふたりの過去に
導き出されて
つい、つらいことだけを
思い出してしまうから
今日は駅まで送ることもなく
バスを選んだ
キミが選んだ時間は
これからのキミ自身の幸せを
じゅうぶんに探すことができる時間
これからどこか、ふと思った場所に出かけてみると
キミは言っていた
あたりまえの夜が来る前に
いくつかの苦い想い出に
置き換えることもできるけど
キミの笑顔の邪魔にならないように
僕は
これからのこと
未来と言えば
おおげさなことになるけど
自分なりの
幸せ探しに出かけようか