第七作
蛟さえ 冬ごもりする 寒さかな
現代国語を教える機会が多いですが、年々、問題集が刷新される度に、環境問題をテーマとする設問が増えています。
例えば、中学の教科書に『流氷と私たちの暮らし』という作品が載っており、どの先生もこの作品は割愛せずに授業なさいます。
面白いもので、現代文の設問は、時代を映し出す鏡です。
人気のある中学の文章に『星の花が降る頃に』があります。中学生の平凡で、それでいてどこか洗練された世界観は、大人が読んでも楽しめます。あと、『盆土産』。この作品は40年以上教科書に掲載されていて、時代を越えて重要性のある物語文です。
ヘルマン・ヘッセの『少年の日の思い出』も、ずっと載っていますね。ボクが中学生のときも習いました。
反対に、淘汰されていった作品もあります。これは小学校の教材だったかな?『最後の授業』。戦争への描写がキツいというのが、外された理由だとか…
前にも触れましたが、『大人になれなかった弟たちへ…』。第二次世界大戦の悲惨さをとある名俳優さんが書き下ろしたものです。もう、戦争体験者の方々もご高齢になられ、教科書ベースで学習しないといけなくなってきました。
高校現代文となると、論説文は、極端にレベルアップします。自然科学論は、定番ですが、近年は、脳科学と工学の接点や絵画論が流行りですね。夏目漱石や志賀直哉といった文豪の作品が物語文の定番です。
今年は、夏目漱石没後100年。漱石の作品が、狙い目かもしれませんね(^_^)




