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【第13話】バリケード工法、展開!

スローライフの拠点整備を進める匠だったが、突如森から魔物の群れが接近との報せが入る。

村に残された時間はわずか。橋工事の応用技術を使って、匠は防衛ラインの構築に挑む!

「魔物だと!? どこまで来てる!?」


村の広場に響いた声に、村人たちがざわつく。

森の方角から、何体もの獣の咆哮が聞こえてきていた。


「武器がない……」「逃げる場所もない……」


そんな混乱の中で、匠は動いていた。


「全員、俺の指示を聞いてくれ! 防壁をつくる! 魔物の侵入経路を絞り、受け止める“仮囲い”を建てる!」


「囲いで……防げるのか!?」


「構造を見れば分かる。奴らは頭よりも筋肉で突っ込んでくるタイプ。だったら“受け流す構造”で十分止められる!」


匠は地形を確認し、斜面を利用したL字構造のバリケード案を即興で描く。


「橋の手すり構造と同じ考え方だ。ここに柵を打ち、地面に杭を三本固定。外からは強く、内からは軽く開けられるようにする」


「杭はどのくらい打ち込めば?」


「最低でも三尺! 角度は斜め60度、相手の突進を受け流すように!」


工具を持ち出し、村人たちに指示を飛ばしていく。

インパクトドライバーの音、打ち込まれる杭、運ばれる資材。


「こっちの斜面には“トゲ構造”! 木の枝と石で即席のトラップをつくる!」


「了解! ご安全に!」


若者たちが生き生きと動き、村の空気が“守る覚悟”へと変わっていく。


やがて――


魔物の群れが木々を揺らして現れた。


「来たぞ……全員、持ち場に!」


一体目の魔物が突進。

しかしバリケードが正面からの衝撃を吸収し、地面のトゲ構造がその動きを止めた。


「止まった……!?」「やった、効いてるぞ!」


次々に突撃してきた魔物たちは、壁を破ることなく、バリケードの前で崩れ落ちていく。


「……これが、“建物が命を守る”ってことか」


呆然とつぶやいた村人に、匠は言った。


「そうだ。これが“防衛建築”だよ」



今回は、建築を応用した“防衛”に焦点を当てた回でした!

魔物から人々を守る壁、それもまた建築の力です。

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