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2話 稽古

また翌日


昨日約束した通りたろうとさくらはひかるの家の稽古場に来ていた。ひかるのお父さんは光夢学園出身で剣の心得を持っている人だ。

「よし来たな、では始めるぞ、とその前に、ひかると一緒に光夢学園を目指すと聞いた。戦い方はそれぞれあるが、それは学校側が教えてくれるだろう。俺は剣しか習ってないからあいにく剣しか教えられん。すまんがもし他を習いたいなら入学して聞いてくれ」


たろうたちは軽く準備運動をして稽古が始まった。と言っても初回の稽古だったので

「1・2・3・4…」

体づくりや軽く木刀の素振りなどがメインだった。しかし、稽古終わり側印象的なイベントがあった。

「よし今日はおしまいだ、とその前におまえたち本物の剣に触ったことないよな」

ニヤニヤして少し足取りを軽くしながらひかるのお父さんが感を見せてきた。

「おおぉー!」

3人はキラキラして目で見つめた。

「これ触ってもいい?」

恐る恐る聞くが快く

「おう、いいぞ!」

と了承した。

初めて触る剣は重く固く木刀と全く違っていた。3人たちは興奮して、剣の稽古への心持ちが変わっていった



---




それから一ヶ月が経った

たろうとさくらはそのまま順調に進んだ。だが、少し高い壁ができた。

「ハッ!(クッ!)セイ!(フッ!)ヤッ!(フッ!)ハッ!(クッ!)」

たろうが打ち込み、ひかるが受けをしているときだった。「ひかるなんか遅くないか?」とひかるのお父さんが言う。

「やっぱり?俺でもそう感じてたんだよ」

ひかるは反射神経が少し遅かった。

「まぁ、反射神経は鍛えられる。それか他の手を鍛えるのもありだ」

「他の手?」とさくらがいう

「あぁ、結構早くなったが。」

「それで他の手ってなんだ?」興味ありそうに太郎が聞く。

「魔法だ。だが、すまんひかるこの手は入学してから魔法使いコースに行って鍛えてもらうしかない。でも魔力の鍛え方なら教えられるぞ」

「魔法…」

「まぁいきなりだし焦らなくていいからそういうのもあるぞとだけわかってくれ、稽古続けるぞ」

『はい』



「ふぅー疲れたぁ」

「ありがとうございました」

たろうとさくらが稽古を終え帰った後ひかるは考え事をしていた。

「魔法、魔法か…よし。あのさ親父」



翌日



『よろしくお願いします』いつも通り準備運動をして稽古が始まった。と、思ったら

「たろう、さくら今日はいつもと違う稽古をする」

「わかりました。それで何をするんですか?」

「昨日ひかるが魔法を習いたいと言った。そこで、今日は魔力の使い方を練習する。」

「魔力は俺たちには関係なくない?」

「いいや、それは違う魔力は応用して魔法以外に色々使える。」

「ふぅーん」とどこか納得していなさそうなたろう

「と言っても、まぁ魔力の応用はまだ早い。まずは魔力を感じるところからだ。よし、モノは試し。まずはお手本を見せる。ハァーーー!!」

ひかるのお父さんは魔力を自身に纏い始めた。白いオーラが見える。

「これが魔力だ。体中に魔力は巡っている。それを意識的に活性化させるんだ。やってみろ」

3人とも集中して魔力を感じ取る。

『フッ』

ひかるのお父さんと同じ白いオーラが体からで始まる。

「よし!出来た!!」ヒカルが声に出しながら喜ぶ。しかし、「あれ?」オーラは3人ともひかるのお父さんより、弱くかつ10秒程度しか保たなかった。

「はっはっは!俺の凄さわかったか?」

「もう一回!」たろうとひかるは粘り強く何回も何回も試してみた。するとひかるが少しだけ強いオーラを出せるようになった。

「ふぅ、よっしゃ!」

「す、すごい!」

「いいぞひかる魔力は筋肉と同じ。鍛えれば鍛えるほど強くなるぞ。」

ひかるは少しだけ元気を取り戻せたような気がした。

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