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笑顔は攻撃的、愉悦の表現などという描写は間違っています

作者: redanoire

 今まで誰かが指摘するのではないかと思い、何も言わずにただ読む側として作中の文法のようなものだと、例えるなら詩で文法を意図的に破壊するようなものの一種で、流行りすたりに属するものだと思っていましたが、そうもないようで、それもただ気になっただけなため、私が知らない何かの不文律があるというのなら、それは私の至らないということで、悪しからず。

 笑顔が攻撃的だと言う話がどこで言われ始めたのかは、寡聞ながら知り得ませんが、それが確実に間違っていることだけは言えます。

 生物の笑顔の根源には、他の生物に対する和平の意志のようなものが含まれているというのが生物学の定説です。

 人類の場合は、約3千万年前からの進化であることが判明しており、自分たちが無害であるということを捕食者に示したり、群れのメンバーに葉を見せて服従を示したりと、笑顔は作る側から恐怖を減らす目的として使われているという明確な流れが存在します。

 口を開け歯を見せるというのは、捕食者側から見れば中に何か脅威になるものが存在しないという想定がしやすくなります。

 種族を超えるジェスチャーから始まったわけです。

 それに付随し、緊張の緩和と喜びの感情を引き起こすよう、例えばストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を減少させたり、その感情を繋げることで社交的な活動を可能とするというのが一般的です。

 これを実際に学んでないのかそれとも一度も探したことがないのかはわかりませんが、笑顔は攻撃とは真逆な効果を引き起こすという事実は知らせておきたいと考えてこのポストを作成しています。

 次はChat GPTに笑顔の起源を質問した時の答えです。


 “笑顔の起源は、人間の進化に深く根ざしており、生物学的な要因と社会的な要因の両方が関与していると考えられています。


 生物学的起源: 笑顔は、人間の脳の報酬システムに関連していると考えられています。ポジティブな感情(幸福や喜びなど)を経験すると、脳はドーパミンやエンドルフィンなどの神経伝達物質を放出し、私たちを幸せにします。それに対応して、笑顔が感じの良いこれらの化学物質の放出を引き起こし、フィードバックループを作ります。このポジティブな感情への生物学的反応は、初期の人間コミュニティ内での社会的な結束と協力を強化する方法として進化したと考えられています。


 社会的起源: 笑顔は社会的な意味も持っています。それは友好的でアプローチ可能であることを示す普遍的な人間の表現です。それは非言語的な合図として機能し、その人が脅威ではなく、社会的な相互作用に対して開かれていることを示します。笑顔は、ポジティブな意図を伝え、信頼を築き、社会的な結束を促進するために使用できます。この文脈では、笑顔は社会的コミュニケーションの一形態であり、複雑な社会的関係を構築する手段と見なされます。


 笑顔の文化的および社会的な解釈は異なることがあるかもしれませんが、基本的な笑顔の行為、つまりポジティブな感情を表現し、他者とつながる手段としての役割は、人間の行動の普遍的で根本的な側面です。”


 つまり笑顔は他者と繋がるものであって、愉悦を表現する行為などではありません。それは進化論的に考えて矛盾した解釈となります。


 次はフィクションで間違った科学的知識を広め続けるのは危険なのかに対してのChat GPTの答えです。


 “フィクションにおいて科学的な知識を誤って表現することは、いくつかの重要な要因に依存して危険であると考えられます。


 誤解の広がり: フィクション作品は一般の人々に科学的な知識や理解を提供する重要な手段であるため、誤った情報が広まることは混乱を招き、誤った理解を広める可能性があります。これは、特に若い読者や視聴者に対して問題となります。


 科学への信頼の損なわれ: 科学的な誤解や誤情報がフィクションに含まれていると、読者や視聴者は科学の信頼性に疑念を抱く可能性があります。これは科学に対する信頼を損ない、真実と誤解が混在する世界を生み出すことにつながります。


 誤った信念の浸透: フィクションはしばしば社会的・文化的なメッセージを伝える媒体であり、誤った科学的情報が社会的な信念や政策に影響を与える可能性があります。例えば、疫学的事実を無視するフィクションが流行すると、公衆衛生政策に対する不適切な影響が生じるかもしれません。


 教育への影響: 学生や教育機関はしばしばフィクションを教材として使用し、誤った情報を含む作品が教育に悪影響を及ぼす可能性があります。科学教育への信頼性の損なわれは、学習の品質に影響を及ぼすでしょう。


 したがって、科学的な情報や原則を誤って伝えることは危険であると言えます。しかし、フィクションは創造的な自由を楽しむための媒体でもあり、正確性が完全に犠牲にされることはありません。科学的な正確性と物語性のバランスを取ることが重要であり、特に科学的なテーマを含む作品では、専門家の助言を求めたり、科学的な情報を正確に表現することが奨励されます。”


 こういうのをここで説明したところで、そもそも検索自体をしない人にはあまり意味のないことかもしれませんが、せめてものの抵抗としてここに記しておきます。


追記


https://hbr.org/2012/01/the-science-behind-the-smileからの引用


“Papers on happiness are published in Science, people who study happiness win Nobel prizes, and governments all over the world are rushing to figure out how to measure and increase the happiness of their citizens.


How is it possible to measure something as subjective as happiness?


Measuring subjective experiences is a lot easier than you think. It’s what your eye doctor does when she fits you for glasses. She puts a lens in front of your eye and asks you to report your experience, and then she puts another lens up, and then another. She uses your reports as data, submits the data to scientific analysis, and designs a lens that will give you perfect vision—all on the basis of your reports of your subjective experience. People’s real-time reports are very good approximations of their experiences, and they make it possible for us to see the world through their eyes. People may not be able to tell us how happy they were yesterday or how happy they will be tomorrow, but they can tell us how they’re feeling at the moment we ask them. “How are you?” may be the world’s most frequently asked question, and nobody’s stumped by it.


There are many ways to measure happiness. We can ask people “How happy are you right now?” and have them rate it on a scale. We can use magnetic resonance imaging to measure cerebral blood flow, or electromyography to measure the activity of the “smile muscles” in the face. But in most circumstances those measures are highly correlated, and you’d have to be the federal government to prefer the complicated, expensive measures over the simple, inexpensive one.”


翻訳


“幸福に関する論文がScienceに掲載され、幸福を研究する人々がノーベル賞を受賞し、世界中の政府が市民の幸福を測定し増加させる方法を突き詰めようとしています。


幸福など主観的な経験をどのように測定できるのでしょうか?


主観的な経験を測定することは、思っているよりも簡単です。眼科医が眼鏡を合わせる際に行うことと同じです。彼女はあなたの目の前にレンズを置き、あなたの経験を報告するように求めます。そして、別のレンズを持ってきて、また別のものを。あなたの報告をデータとして使用し、科学的な分析に提出し、あなたに完璧な視力を提供するレンズを設計します。人々のリアルタイムの報告は、彼らの経験の非常に良い近似値であり、私たちに彼らの視点から世界を見ることを可能にします。人々は昨日どれほど幸福だったかや、明日どれほど幸福になるかを教えてくれないかもしれませんが、私たちが尋ねた瞬間の気分を教えてくれます。"元気ですか?"はおそらく世界で最も頻繁に尋ねられる質問で、だれもが戸惑うことはありません。


幸福を測定する方法はたくさんあります。人々に「今、どれほど幸せですか?」と尋ね、スケールで評価してもらうことができます。私たちは磁気共鳴イメージングを使用して脳の血流を測定したり、顔の"笑顔の筋肉"の活動を測定する電気筋図を使用することもできます。しかし、ほとんどの場合、これらの測定は強く相関しており、複雑で高価な測定よりも簡単で安価な方法を選ぶためには連邦政府でなければなりません。”


笑顔を作る時の筋肉の発達が幸福度と直接つながっていることから、攻撃性などの緊張を引き起こせる場面とは無関係であることがわかりますね。


ノーベル賞受賞者の意見も否定してみてください。

あなたの格が下がります。


追記2


母親が赤ん坊を抱いて笑顔を作ることは自然です。ここに何か攻撃的、愉悦などを見出しているのなら、それは精神の異常です。専門家に相談されることをおすすめします。

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