表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

フラグ・クラッシャー 勝一《運命の覚醒編》

作者:小坂広夢
この世には《フラグ》と呼ばれる物がある。映画や小説などで伏線と呼ばれる物だ。

例えば戦争モノの映画で、「俺、この戦争が終わったら、彼女と結婚するんだ」とか、「ここは任せて先に行け」などと口にしようものなら、その人物は大抵死ぬ。

一度フラグが立ってしまえば、それを避ける事は不可能に近い。それは単なる物語上の創作ではなく、現実の世界にも当てはまる事である。

そのため人々はフラグを、神から与えられた《運命》と呼んだ。

…だが、その運命をへし折り、人々に幸福をもたらす事を使命とする者達がいたー


中学二年生の福泉勝一には、ある特徴があった。それは、ありとあらゆるフラグを立てまくる『フラグ建築士』としての才能、そしてそのフラグを折る、あるいは未回収にし、人との深い関わりを徹底的に避ける、と言うものである。

彼の才能に目を付けた、フラグ・クラッシャー・デルタフォース、通称FCDの隊長、十田六郎は彼を、正義の活動を行う『フラグ・クラッシャー(FC)』とするべく接触を図る。しかしそこに、対フラグ・クラッシャー暗殺組織、『フラグ・パニッシャー(FP)』のエリート、キャリコ・デー・クロケットが十田とFCDの壊滅を狙い襲来する。キャリコは自身の信条のため、一ヶ月の猶予を十田に与える。十田は、その間に勝一を一人前のフラグ・クラッシャーに育て上げるべく、FCDの隊員である、マリア・ロクヴナ・スヴェトラーナと蔡伊凛に勝一の教育を命じる。

訳も分からず連れて来られた勝一と、自らに課した使命のため彼に厳しい態度を取るマリアとの間に激しい対立が生まれる。しかし勝一は、十田や伊凛と接するうちにマリアに対する様々な誤解が解け、修行に打ち込むようになる。また、マリアも次第にフラグ・クラッシャーとしての素質に目覚める勝一に対し態度を改めていく。

二人の距離が縮まり始めた頃、FPの最高意志決定組織『エデン』がキャリコと十田を戦わせないよう、キャリコに圧力を掛ける。焦りを覚えたキャリコは一ヶ月の期間を守らずにFCDを襲撃する。強大な力の前に成す術もなく追い詰められるFCDメンバー達。そして勝一は、マリア達を守るために瀕死の重傷を負う。 勝一を守るため、自らの使命を全うするため、マリア達は絶望的な戦いに挑もうとするが…!?

自らの運命を切り開くために戦う、少年少女の超展開バトル!!
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ