三十話 流星は弧を描く
夜空を見上げていた。
私は九人目だ。
死ぬはずだったのは七歳の頃。
そして今は十四歳。
直近の七年間の方が充実している。
あっ、流れ星。
流星群……なんて予定されていたかな?
カメラのシャッターを開いたままにして撮影すると軌跡が残るんだっけ?
でも私は流星よりも極点で弧を描く星の方が好きだな。
――話を戻して。
そりゃあ零歳から七歳までと七歳から十四歳では何もかもが違う。
身体能力も記憶能力も。
……私は七年間しかこの記憶と向き合っていない。
だから他の皆よりも多く向き合った……向き合い続けた。
その結果がこれって……あんまりだな。
赤く染まった月の光が差し込む。
デッディは顎に手を当てながら考えを巡らせる。
想定外の事態に対し、デッディはヒェトラへ報告をした後、対応を考えている。
交渉すべき状況ではあるのだが、それに従いたくないという自分の考えが乱れる。
眼前にはAI金剛……そして母の姿があった。
こんにちは、
下野枯葉です。
久し振りに投稿できました。
この後の展開は決まっているので、もし読んでいる方がいるのであればお楽しみに。
さて、流星は弧を描く。
皆さんは流星に対してどんなイメージを持っていますか?
三回願い事を言えば叶う。
なんてイメージを持っているかもしれません。
でもそれって厳しくないですか?
私は幼少期に流石に無理だろって思ってました。
だって一秒にも満たないもん。
無理無理。
この説の本質は、
流れる一瞬の間に思い出せる願い事こそが本物。ということなんでしょう。
きっと。
そして、私は今別のイメージを持っています。
流れ星は命が尽きるその瞬間を表しているのではないかと。
悲しいですね。
さて、デッディが登場しました。
今後、デッディには舞ってもらいます。
そして、もうひとりには躍ってもらいます。
このふたりで今後の物語を描いていただきます。
頑張ってね。
親子の絆と縁と、しがらみと。
では、
今回はこの辺で。
最後に、
金髪幼女は最強です。




