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桜里舞の⭕○
これは、愛されなかったとある復讐鬼の話。
不思議の集まる桜町。古い旅館に泊まれば悪戯されて、夜になると公園で影だけが遊び続ける。
学校のといれには花子さんが絶対いるし、真夜中の会わせ鏡は禁止されている。
紫鏡はとある社で保管されて、四時四十四分の呪いは町全体の問題となっている。
神隠しは頻繁に起き、子供の失踪事件が相次いでいる。
それでも、人間たちが住み続けるのは、桜町はすべての異端を受け入れ、加護をするから。
異能力を持つ人も、可笑しなモノが視える人も、
あぁそうなんだ、大変だったね。一寸ここで休んでいきな。
桜町……それは人の癒しの場所。
困ったことがあれば、桜町においで。
そして
桜並木を抜けた先の、御神木様と、小さな神社に相談しなさい。
そしたら、四柱の神様が助けてくれるから……
桜町の一番の不思議。
それは、神様たちの相談所。
人呼んで、 "神様相談所"
