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ゴッドファーザープリンセス物語(仮)天使のミステイク  作者: 傘流 正英
第一章  転生編
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第五話  楽しい鬼ごっこ

ソフィアに、侍女がつくようです。

みなさまこんにちわ。

スフィア姫の、お世話をすることになった、ティアと申します。

お世話と言っても、わたしはまだ子供なので、一緒に遊んでやるくらいしかできませんが。

わたしはよく、子供らしくない口の利き方などと呼ばれます。

8歳の子供が、こんな口調ならだれでもそう思うでしょう。

でも、仕方ありません。

わたしは、侍女になるために、そう教わってきたのですから。

それよりも、こんな言い方は失礼にあたりますが、ソフィア様はもっと変です。

3歳とは、思えません。

たとえば、喉が渇いたとしたら、


「ティア、おみずがほしいのじゃ」


こんなふうに、わたしのことはティアと呼びます。

それは、うれしいのですが、王妃様の事は、


「ははよ、わしはおみずがのみたいのじゃ」


こんな感じで、王妃様のことを母と呼びます。

赤ちゃんの頃は、「あ~あ」と呼んでいたそうです。

ママと呼んでいたと思ったら、どうやら違ったようです。

いつの間にか、「ふぁ~ふぁ」になって、ついには、「はは」になったそうです。

とても賢い姫様なのですが、それだけはなおりません。

王様などは、はじめからおかしく呼んでいたそうです。

「い~い」「てぃ~てぃ」そして、「ちち」というふうに。


なによりもその口調は、どこぞのおじいのようです。


「ティア、あそぶのじゃ」

「はい姫様。なにをしてあそびましょう」

「おにごっこが、いいのじゃ」

「はい、わかりました。それでは、わたしがおにですよ~早く逃げないと、捕まえちゃいますよ~」

「キゃハハハハハ」


わたしは、こんな面白くて、可愛い姫様がだいすきです。



わしじゃ。

極道のじじいじゃ。

わしは、とうとうやってのけた。

「母」、と呼べたのじゃ。

ママと呼んだと勘違いされてから、どれだけの時間が、かかったことか。

わしは、鍛錬に鍛錬を重ねたのじゃ。

感慨深いものじゃ。


「なにが、感慨深いよ。この親不孝者」

「貴様か。天使よなにかようか」


このごろは、この馬鹿天使は普通に現れたりするのじゃ。


「私が言うのもなんだけど、普通に呼んでやりなさいよ。かわいそうでしょ。王妃様」

「わしは、これが気に入っての、変えるつもりはないのじゃ」

「変えないと、不幸になるわよ」


こんな時わしは、馬鹿天使の頭の上の輪っかを見るのじゃ。

こやつ、嘘をついておる。


「嘘じゃろ」

「えっ、そ、そんなことないよ~ぴゅ~ぴゅ~」

「嘘はやめるのじゃ。神様に怒られても知らんからの」

「お、おじいちゃん超能力者?」

「さあな」


こやつは、嘘をつくと輪っかが揺れおる。

分かりやすい奴じゃ。


「それで、なんのようじゃ」

「用ってほどじゃないけど、聞きたいことがあって」

「なんじゃ、言ってみるのじゃ。なんでも答えてやるぞ」

「それじゃあ、いつも遊んでるでしょ」

「それは、子供は遊ぶものじゃからな」


こやつ、何を当たり前のことを、聞いてくるのじゃ。


「楽しい?」

「ああ、楽しくてたまらんのじゃ」

「意識はおじいちゃんなのに?」

「あっ」


極道でも、子どもは鬼ごっこは楽しいようです。

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