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放課後の図書館  作者: 松田
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嫌いな所

学校は嫌い。

別に友達がいないとかイジメられてるからとかじゃないし、子供のように勉強が嫌いだから嫌いというわけでもない。

じゃあなんでかって言うと、一言で言えば「うざい」から。

表面だけの友達付き合い。大して仲良くない人ですらいたわったり応援しなければならない空気。無駄な時間。

毎日うだうだと似たようなことばかり話して、最新の話題にぴょんぴょん飛び付いて、果ては相手に仲がいいと思われたら休日まで潰される。

要するに私には学校がつまらないのだ。

それでもイジメられるのは嫌だから外面は保つけど、それにもほとほと疲れてきた。もうイジメられるの覚悟でぶっきらぼうに過ごそうか、とも思ったくらいだ。

私は一人でいたいのに、周りの人はそれをさせてくれやしない。

今だって私も入っている(振りをしている)グループの女子から「カラオケ行くでしょ?」と誘われている真っ最中だ。

「ごめん。今日用事あるから」微笑むと「そっかー、じゃあまた今度ね」彼女は両手をブンブン振って「ばいばーい」と言う。こっちも「じゃあね」と小さく手を振り返した。

はぁ……また誘われるのか、面倒だな。

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