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ABC学園のSS  作者: ミキ
3/8

ジャネット突撃インタビュー!狭山皐月と畠山香織編



ジャネット「Hello, guys!アメリカ合衆国出身、ジャネット・コリンズ、15歳学生デース!」


ジャネット「今日はサツキ・サヤマ&カオリ・ハタケヤマの部屋に突撃デース!」


ジャネット「Hi, girls! 突撃!隣にインタビュー!のジャネットデース!」


香織「い、いらっしゃいませ。お待ちしてました…」


ジャネット「あ…」


皐月「突撃名乗ってんだから、お待ちしてましたって言っちゃダメでしょ!」


香織「ご、ごめんね…」


皐月「こういうのはアポ無しってのが面白いんだから。事前にジャネットがメールで「来週の休日は空いてますか?もしお暇でしたらインタビューにつきあってはいただけませんでしょうか」って連絡入れてても、そこは何もなかったように振る舞うのが人情ってもんでしょ?」


ジャネット「」


香織「うぅ…」


皐月「2時間前くらいに「インタビューの件、2時間後に開始でお願いします」って連絡来てても、そこは無かったように振る舞うのが常識ってもんでしょ?」


ジャネット「」


香織「ご、ごめんね、ジャネットちゃん…。せっかく「あ、インタビューは打ち合わせなしってことなんで、そのへんの口裏合わせもどうか」って言ってたのに、それを台無しにしちゃうなんて…」


ジャネット「…あんたら大嫌いデース」



******



皐月「お待たせ!アイスティーしかなかったけど、いいかな?」


ジャネット「私はタチなので、それは香織が飲むといいデース!」


香織「!?…い、今なんだか悪寒が」


皐月「さ、ふざけてないでインタビューの方を進めていきましょうよ」


ジャネット「皐月がふざけなければいいデース…。ではまず2人とも自己紹介お願いするデース!氏名、年齢、3サイズを言うデース」


香織「は、畠山香織、15歳、3サイズは…内緒で…」


皐月「狭山皐月、15歳」


ジャネット「…3サイズ言おうよ」


香織・皐月「「何でよ」」


ジャネット「デースよねー。はい、じゃあ次は、好きな食べ物と嫌いな食べ物デース!」


皐月「好きな食べ物は鮎の塩焼き。嫌いな食べ物はピラフよ」


ジャネット「ピラフ?なんで嫌いデース?」


皐月「バターとご飯が合わさった風味が苦手ね…。チャーハンは大丈夫だけど」


ジャネット「チャーハンとピラフって何が違うデース?」


皐月「チャーハンはすでに炊き上がったご飯を炒める。ピラフは生の米からバターで炒めて、そこから炊くの」


ジャネット「へー。全然知らなかったデース。香織は?」


香織「私は、お肉が好きで、野菜が苦手かな…」


ジャネット「おお…、イメージと真逆…」


香織「ど、どんなイメージ?」


ジャネット「こう、もっと草食系を想像してたデース!」


香織「えー、普通に野菜とか無理だもん…」


ジャネット「すごっ…、ほんとマジでイメージと真逆…」


皐月「あ、あんた素が出てる…。でもその衝撃はわかるわ。香織ってほんと見た目と中身が全然違うのよ」


香織「なんでそういうイメージなのかわからないんだけど…」


ジャネット「えー、なんというか、その見た目というか、メガネ+おどおど系+引っ込み思案って、もう、典型的図書委員っぽさがあるデース」


香織「えー、ただの上がり症なだけだよ…。図書委員って、どういうイメージなの?むしろ私、本とかあんまり読まないし…」


ジャネット「えー…?」


皐月「マンガは読むのにねー」


香織「マンガは読むね」


ジャネット「Oh…、マジで想像以上というか、なんというかデース…」


香織「もうっ、そのイメージってのがわかんない。でもまあ…、引っ込み思案とかおどおどとかっていうのは間違ってないけど…」


ジャネット「それは間違いないデース。もっと積極的にApproach(アプローチ)していかないと、ユウは振り向いてくれないデース」


香織「ええええ!?無理無理っ。無理だよぉ…」


ジャネット「えー…、ユウ競争率高いデース。そんなんじゃ周りに追い越されるデース」


香織「だ、だって、恥ずかしいし…」


ジャネット「…なんでABC学園(ここ)来たデース?」


香織「か、変わりたかったの…。人見知りな私から、もっとリア充な感じに…」


皐月「やけに抽象的ね」


ジャネット「あー、確かにABC学園(ここ)のプロモーション活動はすごいデース」


皐月「たしかにCMや広告の数が尋常じゃないわね」


香織「ほんと、モデルさんがいっぱいいて、ほんとにスゴイよね」


ジャネット「アイドルもいますし、一体何の学校なのかと思うデース…」


香織「UNITED(ユナイテッド)だよね。憧れるなあ…」


皐月「じゃあ漫研入れないんじゃないの?あれも一応部活でしょ?」


香織「うーん…、でも私なんかが…」


ジャネット「まあまあアイドルの話はそれくらいで、次に皐月がABC学園に来た理由を教えてほしいデース!」


皐月「私は単純に軍隊に入りたかったから」


ジャネット「Wow!また何でデース?」


皐月「うーん、なんでかって言われてもねえ。ABCパイロットの華やかさに憧れがあったのはあったけど、それが一番の理由ってわけでもないし…」


香織「有栖川くんじゃないの?」


皐月「ッ…!?げっ…げほ…ッ!」


ジャネット「おお…、ほんとに日本人そんなリアクションするデース…」


皐月「ふ、ふざけないで!…そ、そういうあんたは?」


ジャネット「Japanese(ジャパニーズ) Animationsアニメーションデース!」


皐月・香織「「だと思った」」


ジャネット「…2人とも冷たいデース。次っ!ご趣味は?」


皐月「お見合いか」


ジャネット「ツッコミはいいから答えるデース」


皐月「趣味…。趣味ねえ…」


香織「うーん、私は読書と音楽鑑賞かな…」


ジャネット「マンガとアニソンのことデース?」


香織「……」


皐月「図星かよ」


ジャネット「皐月の趣味は何デース?」


皐月「趣味は、そうね…。食べることが好きだから料理かなー」


ジャネット「Wait!安易な発言は今後のキャラを大きく位置づけることになるデース…!」


香織「そ、そうだよ!デブキャラとして扱われる皐月ちゃんを見たくないよ!」


ジャネット「ヒステリックツッコミヤンデレストーカー幼馴染デブ食事に自信ネキと呼ばれる皐月を見るのは悲しいデース…」



皐月「あんたらぶん殴るよ…」


ジャネット「…殴ってから言うセリフじゃないデース」


香織「…痛い」


皐月「もういいわよ!私の趣味は料理っ!これで文句ないでしょ」


ジャネット「じゃあ、さっきのを料理に自信ネキに変えて…」


皐月「出ぇてけえええええええッ!!!」



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