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天召との衝突
部活を終えたオレは、瀬橋の待つ偉人像の前に来た。
『あ、滝鮫くん。じゃあ行こっか。』
瀬橋の家は、ここから歩いて5分ほどの所にあり、徒歩で通学しているらしい。
オレはバス通いなので、羨ましいかぎりだ。
『あ、ここだよ。』
瀬橋の家は、オレが予想していた家の3倍はある大きな家だった。
瀬橋がベルを鳴らす。
しばらくして、初老の男性が出てきた。
『博信さま、ご友人でございますか?』
『うん、じいや、お菓子とお茶用意してね。』
『かしこまりました』
・・・どうやら瀬橋は、かなりの金持ちらしい。
『あ、どうぞ。』
オレは瀬橋に促されて家に上がった。
しばらくお茶を飲みながら、トランプなどをしていたが、オレのこの”能力”があるので、勝ってばかりで面白くない。
『あ、いいものがあるんだ。見せてあげるね。』
瀬橋が、小さな箱を持ってきた。
何が入っているのだろうか・・・
第7話 終




