入部
『あ、そーだ。』
『滝鮫くん、学校の様子わかる?もしよかったら、案内してあげよっか?』
冬香先輩に案内してもらえるのなら本望である。
『あ、はい。お願いします。』
こうして、冬香先輩に学校を案内してもらうことになった。
そこらに「入部希望者募集!」などと、いかにも新入生に向けた貼り紙が貼ってある。
先輩はオレの心中を察したのか、『滝鮫くん、部活とか入りたい?』
ええもう、先輩と同じ所なら絶対入りますよ?
・・・とかいうとバレるので、『えっと、先輩はどこに所属してるんですか?』
・・・自分でも気を使った言動だと思うのだが。
『私は文芸部だけど。』先輩はそれとなく答えた。
文芸部か・・・。
ラノベが読めるなら入っても良いのだが、ラノベが読めないとなれば、ただの健全な本を読むだけのつまらん部活ではないか。
『すいません先輩、ライトノベルって読んで良いですか?』
『あ、ライトノベルならいいんじゃないの?』
先輩はそっけなく答えた。まるで無責任な探偵のようだ。
だがそれがいい!!w
『じゃあオレ、入部します。宜しくお願いします。』
『あ、いいの?じゃあよろしくね☆』
という訳で、オレは文芸部に入部することになった。
また面倒臭いことが起こりそうだな―――
第3話 終




