友人の眼
オレは学校に着いた。
少なくとも友達といったものは1人は欲しいが、なにせ性格がダメなため、中学でも誰1人できなかった。
天才の辛さといえば、こんな感じだろうかw
ヲタなだけあって、美少女っぽい友達が欲しいものだが、はっきり言って痩せ過ぎな体格をしているため、親にもよく『もやしみたいwww』といわれる。
全然モテない・・・これだからオレは・・・などと妄想をしていると、とてつもない美少女を見つけた。
すげぇ可愛い・・・ダメダメ、俺の悪い癖だ・・・
女性にまとわりついてばかりいると、モテる男もモテなくなってしまう
気にせず歩いていると、なんと―――
『・・・あの・・・すいません・・・』
声かけられちゃったよw
えーと・・・どうやって返答したらいいかわからないが・・・
とりあえず『あ、はい。どうかなさいましたか?』
・・・自分なりに気を使ったつもりだが。
『えーと、もしかして入試1位の滝鮫くん?』
『あ、はい。そうですけど。』
『やっぱり!天才ね!テスト全部100点だったんでしょ!?』
・・・こんなテスト、オレの”能力”があれば楽勝なのだが。
まあ、誉められて悪い気はしない。
『いやぁ~、それほどでもw』
『私、2年の真射冬香。よろしくね!』
『ははは・・・宜しくお願いします』
第2話 終