わらしべの結果
さて、前話で瀬橋に貰った商品券なのだが、これを使って『わらしべ長者』的なものをやることにした。
オレの能力は、『○○を欲しがってる人』は分かるのだが、『何をもらえるか』が分からないのが辛いところだ。
そこのお爺さんがさっそく欲しがってるな。あげてみよう。
『お爺さん、どういたしましたか?』
『わしはホームレスなんだけど、少し欲しい物があってね・・・』
『でしたら、これ使ってください。余ってるんです』
オレはどっさり渡した。
『おお、すまないねぇ。じゃあ、いらないだろうけどこれを・・・』
お爺さんは、テレビをオレに渡した。
アナログだ。どうせなら地デジのものが欲しかった。
だが、ホームレスに文句を言う暇はない。
しばらく歩くと、電気屋のおじさんがいた。
『おじさん、どうしたんですか?』
『おお継刃くん、ちょっとネジが足りないんだが・・・』
『でしたら、これ使ってください。』
オレはテレビを2分で分解し、ネジを渡した。
『おお、ありがとう。お礼にこれ、娘のなんだが・・・』
おじさんは、和風の高そうな布をオレに渡した。
絹のものだ。よくこんなのくれたよなw
少し歩くと・・・冬香先輩!?
くぁいい!くぁいいお!( ゜∀゜)o彡゜ふゆか!( ゜∀゜)o彡゜ふゆか!
『あ、滝鮫くん、ちょっと来てくれる?』
『どうかしましたか?』
『私のお姉ちゃんが成人式なんだけど、良い着物用の布が無くて・・・』
『じゃあ、これ使ってください。』
『すっごぃ良い布だね。ありがと。お礼にこれ☆』
オレは、大きめな(でかすぎる?)鉄の塊を貰った。
『あ・・・ありがとう・・・ございます・・・』
オレは、頭を試行錯誤しながら、家へと足を向かわせた。
第12話 終




