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魅いられる  作者: 月島 真昼
二章 愛川既死期の殺人学校
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学力の話


「健気だね。なんか」

「うるせー。さっさと帰れってママのおっぱい吸ってろよ。お前がいると空気が腐る」

 しっしっ、と犬でも追い払うような仕草をする。

「口調とかいろいろ高校生に見えないなぁ」

「実年齢だと中二なんだから当たり前だろ」

 うそん。

「なんであんなに勉強できるの!?」

 あんたこないだの小テスト満点だったよね!?

「勉強なんか年齢関係ないって。お前のとこでやってる内容とか俺、小三の時にやったぜ?」

 神がいる。

 そして小庶民と英才教育の差を垣間見た。

「……、何泣いてんだ?」

「いや、受験のために費やしたあの丸二年の地獄の日々はいったいなんだったんだろうなぁと思うとなんか妙に虚しくなっちゃって」

 継続って強いね。素晴らしいね。

「学校の方、どうなってるかな」

 虚しいし一先ず年齢と学力のことは忘れよう。

「確認しただけで教員二人に警備員二人消えてたけど、テレビ確認してもニュースやってなかったぜ。揉み消したんじゃねーか」


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