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魅いられる  作者: 月島 真昼
二章 愛川既死期の殺人学校
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危害の話


 笠原さんの孤児院に戻ってユウくんのセクハラをいなしつつ、カズくんとユキちゃんの今日あったことの話を聞く。

 いつもは楽しい話題だが今日のカズくんはちょっと真剣な目で言った。

「クラスでいじめがある。だけどどうすればいいかわからない」

 そんなの私にもわかんないっての。でも邪険にもしたくない。

「いじめって具体的には」

「プリントがあいつにだけ回されない。あいつが触ったものは呪いがついた、とかって誰も触らない。あいつの机や椅子が教室の外に出されてたりする」

 なんていうか私情のない喋り方だった。

「カズくんはその子と友達なの?」

「うん」

 力強い答え方。もしもカズくん自身のことだったら。って少し考えたんだけど違いそうだ。

 そこにだけ安堵する。

「ズルい答えを言うよ」

「うん」

「カズくんができるカズくんにとって一番いいことは何もしないことだと思う。加担もしないし助けもしない。ただ見ている。これだとカズくんに危害は及ばない」




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