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状況の話
えーっと、そうだ。
状況を整理しよう。
うん。
なんだか冷静っぽいな。状況を整理しよう、って。
凶器はまだ小四の手の内。おそらくは針状の何か。小四の力では通常の刃物を使って大人を刺し殺すのは難しいからだ。貫通するほど長くなく心臓に届くほどに短くないモノ。わからん。なんだろ? コンパスだったら爆笑。
ていうかなんで俺はここから動かないんだろうか?
500万を回収したいから?
こんな状況で金のこと考えるくらいがめついっけ?、俺。
犯人はお前だ! ごるっとにゅるっとお見通しに。
……いい感じにとち狂ってるな。
まあそれはともかく俺は小四に「イエスかノーか半分で答えろ」と言って床の上に腰を下ろした。
小四は無表情ながら顔をあげる。
「それやったのはお前か」
「半分」
出番のないと予測してた半分を早速使いやがった。まったく筋がいい。
「じゃあもう一つ。一緒に来るか?」
「……いえす?」
なぜに疑問形? まあ小首傾げた姿がかわいいからよし。




