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魅いられる  作者: 月島 真昼
二章 愛川既死期の殺人学校
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苦笑の話

「キイ、起きろー」

 肩を叩かれて眉を潜める。一体なんだろ。

「んー……?」

 私は頭を上げる視界の端で誰かが箒を持っていた。いま何限だろ? んー、でも眠気に勝てない。

「もうちょい寝かせて……」

「キイ、いま放課後だよ?」

 はい?

 けだるい上半身を起こすと担任が呆れた目で口元は半笑い。美咲はやれやれ、って感じだ。

「あー」

 ここのとこちょっと寝不足だったからなぁ。ニコニコ動画にハマってて。2ちゃんねる関連のコピペがすごくおもしろいんだよねぇ。

「んじゃあたしもう行くから」

 美咲が廊下に去っていく。担任がこっちに歩いてくる。私は咄嗟にバッグを取って美咲の背中を追い掛けた。

言い方を変えれば逃げ出した。「小畑、愛川、止まれ!」

 怒声ってほどじゃないけどちょっと怒ってる。

「あたしを道連れにするな!」

「うるさい! あんたと私は一蓮托生!」

 口喧嘩しながら廊下を走った。

 押し殺した誰かの笑い声が背中から聞こえた。

 こんな毎日も悪くない。



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