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理由の話
二ヶ月が経った。足の傷もようやく完治し俺は自由に動けるようになる。リハビリもほぼ終了。
青井がドアを開ける。「治ったか」と感情のない声。
「機時の件はどうなってる?」
青井は地図を投げて寄越した。広げる。赤い丸で囲まれた一箇所が目立った。
「ここに?」
「ああ、機時惨告がいる」
「ありがとな」
「報酬分の働きをしただけだ」
「報酬分ねぇ」
最初足りないとか言ったのはどこのどいつだったんだか。
「行くのか」
「もちろん、仇だからな」
青井は顔を顰めた。
「お前は本当に先代を真似ているだけだな。もし先代なら復讐する、だから動く、か」
「お互い様だ。仇を理由に動いたのは俺だけでなくあんたもだろ、まああんたの標的は俺だったらしいが」
「貴様……」
「外れ、じゃないだろ? 自分で手を下すほど積極的じゃなかったが、東雲とかいう殺し屋に情報を流して間接的に俺を殺そうとした。助けたのは俺を使って機時を殺すプランに切り替えたから。違うか?」




