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下手の話(機時惨告)
「状況は?」
機時惨告の声。
「十三は戻ってきました。鮫口冷袋が動きました。朱手解体を殊更切味が斬り殺しました」
別の男の声。
「興味本位で聞きますが、愛川はどうなりましたか?」
更に別の男の声。
「火神火元と廃縞十鬼を退け潜伏中です」
更に別の男の声。
「ほぅ、あの『捕食者』を」
更に別の男の声。
「少なくない血痕がありましたから自力で逃げた可能性は低い。その後の潜伏の見事さからしても誰か大物が関与していると思われます」
更に別の男の声。
「そう思って愛川が過去に接触した大物について調べておきました。例の大橋か元暴力団の宍倉原水、恐らく宍倉かと思われます」
更に別の男の声。
「宍倉? となると二十三も動いているのでしょうか。まったくあれは一体何を考えているのか」
更に別の男の声。
「何も考えていないでしょう。あれは論理ではなく衝動で動く」
更に別の男の声。
「下手に藪を突くべきではないですか。どうせ待てば愛川は動くでしょう」




