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魅いられる  作者: 月島 真昼
一章 愛川誕生の殺人生活
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内側の話


 俺は手袋をした。

 手荷物程度にまとめてきたバッグから『コンパス』を取り出す。

 正式名称はちゃんと存在するのだがやってることがどうみても正確に円を書くための文房具であるコンパスなので俺はそう呼んでいる。

 先端の針に似た細い刃をガラスに差し込む。ハンドル部分に力を込めて一周させるとニ十センチほどの円形の穴が開いた。

 俺はその中へ手を突っ込み鍵を外す。造作もなくガラス戸は俺を受け入れる。浮気者め、と罵ってみる。……あ、その場合は俺は浮気相手となるわけか? 前言撤回。かわいいやつめ。


 リビングに入る。ふと室内を荒らして強盗に見せ掛ける案が浮かんだ。しかし気配を察知されると面倒なので後回し。チャンスがあれば箪笥の中とか引っくり返してみよう。500万くらい出てくるかもしれない。

 廊下に出て階段を見上げたあたりでふと異臭に気づいた。

 幾度となく俺が嗅いだことのある匂いがする。ひどく不快で絶対慣れない匂い。


 …………死臭?



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