表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魅いられる  作者: 月島 真昼
一章 愛川誕生の殺人生活
34/195

皮肉の話

「……なんだよ、気持ちわりぃな」

 俺が言うと青井は肩を竦めた。それから翻って跳躍。テーブルを飛び越して着地する。そこそこ高い跳躍だったが足音がまったくしない。身のこなしだけなら廢縞十鬼並みかもしれない。

 『拷問屋』は依頼人が連れてきた人間をただ拷問するときもあれば自前で依頼された人間を捕獲するときもある。前者しか行わない拷問屋は多いが青井は後者も行うことで有名だ。

 拘束術のスペシャリストってとこか。

「……」

 青井がドアに手を掛ける。

「どこへ行く?」

「感謝しろ、お前の依頼を受けてやる」

「……まだ依頼内容も喋ってないんだが」

「大方『機時惨告の居所について』とか、そんなところだろう」 俺は舌打ちを一つした。

 その通りだった。

「ちなみにどういう心境の変化だ?」

「たしか先代の口癖も『死ね』だったと思ってな。ふと懐かしんでみただけのことだ」

 青井が出ていく。

「……野郎」

 言葉がただ突き刺さった。

 ったく、最悪の皮肉だ。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ