表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魅いられる  作者: 月島 真昼
一章 愛川誕生の殺人生活
24/195

逃走の話


 距離はおおよそ六歩から七歩。

 呼吸音やら挙動から割り出したとしても見えてない相手のそこまでわかるか?!

「もしかして、」

 俺はシキを抱えて走り出した。

「君が『愛川』なのかな?」

 ダンッ!

 廢縞十鬼の踏み込んだらしい最初の一歩が舗装されたアスファルトを鳴らす。俺は次の角を右に曲がりながら首だけでそっちを見た。

 はえぇ、自転車も真っ青だ。ウサイン・ボルトかよあいつは!

「っ……、」

 次の角までは短いがスピードに差がある以上逃走は意味を持たない。迎え撃つしかない。超恐い。俺はシキを塀の向こう側に放り投げた。足手まといだ。

塀に背を預けて廢縞十鬼のほうを向く。一連の挙動を終えてから一瞬遅れて廢縞十鬼がこちらに現れる。

「確認するけど君が愛川かな?」

「ゼンゼンチガウヨ、ソレダァレ?」

「気配が変わったね、戦闘モードってところか」

 聞いちゃいねぇ……

 廢縞十鬼はジャケットの裏からナイフを二本引き抜いた。

 俺は『鉛筆』を握り込む。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ