表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魅いられる  作者: 月島 真昼
一章 愛川誕生の殺人生活
2/195

正義の話

 俺は依頼を受けるときに必ず依頼人の話を聞くようにしている。

 大抵の場合は捏造や誇張表現を交えた妄想に近い話になるのだが、俺はそれを一字一句聞き逃さない。

 別に大した意味はない。

 あえて言うならばテンションが上がるからだろうと俺自身は思う。

 俺が殺そうとしているやつが偉大なるクソヤロウであると思い込むことで俺は殺意を高める。

 実際には殺される側より殺す側のほうがクソヤロウだったりする。

 俺がやってるのはまるで自分を正義の使者にするような、

 躊躇いを打ち消すためのこの世で一番くだらない儀式。

 気分は勧善懲悪の物語の主人公。

 苦しむ人達を救うために立ち上がった無二のヒーローだ。

 そして俺は殺し屋、愛川 誕生になる。

 もちろん偽名だ。

 殺し屋のクセに誕生を名乗るとは、これ如何に?


 あ そうそう。

 依頼人は金の支払いを渋った。

 だから彼女にも死んでもらうことにしよう。

 約束を破るのは悪いことだ。

 ビバ、勧善懲悪!


 あれ 人殺しって悪いっけ?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ