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魅いられる  作者: 月島 真昼
三章 愛川数死の殺人事件
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面倒の話


 携帯が圏外なのが厄介だな。テレビニュース程度でも情報は欲しい。というかなんとなく見れると精神的に安定する。見れなくても特に困るわけではないが。

 二週間ほど経ったが日常生活から切り離されてみるとひどく退屈だった。バスケットや部員との交流は僕にとって必要なものだったみたいだ。僕は姉ちゃんや殊更さんのようには成れない。僕はふつうの人間だ。殺し屋じゃない。

「あんた異常よ。狂ってるわ」

「はいはい」

 多少大人しくなったが、真理はうるさいままだ。

 しかもたまに僕を心配するようなことを言い出すようになった。

 ――あんた事件の後どうしてたの?

 ――ちゃんと食べてた? 辛かったよね。

 こんな具合だ。性的なものを含めて暴行にも抵抗を見せなくなってきている。既にカメラに羞恥もしない。垂れ流しだ。

 ……ストックホルム症候群かな?

 誘拐にあった人間が自分を守るために犯人に対して好意に近い感情を持つことがある。めんどくさ。

殺そうかなあ。



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