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魅いられる  作者: 月島 真昼
三章 愛川数死の殺人事件
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尊厳の話


 人間の尊厳を壊すには排泄をコントロールすればいいらしい。そのうち真理はしくしくと泣き出した。うるさいから泣くなと殴ったが、止まなかった。しかしまったく心が痛まないなあ。あたりには糞尿の匂いが溢れている。一本目が終わったので僕はDVDを差し替える。

 とりあえず食事は与えないことにした。

極限まで放っておいて自分の排泄物を食わせる案が浮かんだ。自分で触るのが嫌だったのでやめておいた。適当なところで食事を与えることに決めた。

「ねえ。どうしてこんなことをするの?」

「したいから」

「真面目に答えてよ」

「真面目に答えてるよ? 復讐っていうなら、たしかに君は関係ない。中西と池谷と皆木を殺せばそれで済む。けど僕は君も壊したいんだよ。やりたいからやるんだ」

「あんたクズよ。人間のクズよっ!」

「そうか。人の家を焼くためとわかってて灯油を持ってきた君とどっちがクズかな」

 彼女は黙って俯いて、また泣き始める。

 ああ。楽しいな。



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