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魅いられる  作者: 月島 真昼
三章 愛川数死の殺人事件
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羨望の話


 みんなどうしてるんだろうな。

 近くには住んでるかもしれない。僕が転校して以来一度も会っていない。ばったりあって顔を覚えられても困るので急ぐ。

 それにしても長月さんがいないのはなぜだろう。

 長月さんだって四六時中僕に引っ付いているわけにはいかないのか。

 殊更さんが今日の日付を指定したのは、そのあたりの情報があったのか。

 皆木の家はずいぶん豪勢だった。残念ながら皆木かおり本人はいなかった。貰った資料によると大学にいっているのでそのうち帰ってくるはずだ。待っている時間がないことが惜しい。僕は皆木の家族を手早く苦しめて殺した。

 それからふと考えた。

 皆木の家ってこんなだったのか。僕は皆木かおりのことが嫌いではなかった。

 たしか背の低い女の子だった。いつも他人の物を羨ましそうに見ていた。

 キャラクター物の体操服の袋や、キーホルダー。

 携帯電話に流行りのゲーム機。

 容姿、友達。

 なんだか物欲しそうな目つきが印象に残っている。



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