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当然の話
げほげほと咳き込んでいるが、喉の奥に行き過ぎて充分に息が吸えないらしい。目と鼻から変な液体を流している。その姿に僕は生きることの大変さを実感するのだった(棒) おもしろかったのでぐりぐりと奥で遊んでみる。テレビ画面では小学生くらいの女の子がくるくると踊っている。正也とのギャップがおかしくて少し笑う。
「正也、僕に言いたいことある?」
「ごべ――」「まあ聞きたくないけど」
刺した。折れているので殴りつけるようになる。気にせずに、刺す。刺す。刺す。
そのうち死んだ。
正也の服を適当に借りて外に出た。最初に切符を買った駅まで歩いていこうとしていたら長月さんと会った。一瞬頭が真っ白になった。
「あら偶然で、すね。愛川さんゴキゲンはい、かがですか」
「たったいま最悪になりました」
長月さんは微笑んで言った。
「つれないですねえ。プロポーションには自、信あったのですが」
無視して駅のほうに歩き出す。
当然のようについてくる。




