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魅いられる  作者: 月島 真昼
三章 愛川数死の殺人事件
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無恥の話


 

 池谷の家に向かう。電車に乗る前に知らないおじさんが長月さんを呼び止める。頼みごとをしているようだった。長月さんは振り切って僕のほうに歩いてくる。ガン無視である。たぶん「その態度はなんだ!」的な注意をしようとしたおじさんを、邪魔そうに一蹴して僕のほうにやってくる。電車が出るぎりぎりで、駅の改札を警察手帳を示して飛び越しながら駆け込み、息を切らしながら僕の傍で止まった。

「あら奇、遇ですね愛川さん」

 僕はここまで厚顔無恥な人をかつて見たことがなかった。

 ため息を吐いて、本気で最寄の警察署に連絡しようか悩む。

 ……無駄かな。

「今日はどちらに向、かわれるんですか」

「言いたくないです。刑事さんにそういうこと聞かれるのって、すごく気分悪いんですよ。ストーカー規正法って知ってますか」

「いやですねえこれでもわたし公、務員試験通ってるんですよ。切符見せていただいて構いませんか?」

 ダメだこの人。手に負えない。殺そう。



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