153/195
陵辱の話
ああ、あと聞き忘れたことがあったので振り返る。
「任せろって言ってたアリバイ工作、どうなりました?」
「ん、ばっちしにゃ。油田五忌振を三十人動員してでっちあげた。昨日お前は映画見に行って、ラーメン食って帰ったことになってるにゃあ。これ映画の半券」
そう言って一枚の紙切れを差し出してくる。
「女子高生陵辱地獄」
書いてあるタイトルを読み上げる。切無さんが口笛を吹いた。
「どこでやってるんですかこんな映画」
半ば呆れながらきくと「興味あるにゃ?」とかほざきながら詳しい場所を教えてくれた。
でもなんでだろう。すごく殴りたいなぁ。顔面ぼこぼこになるまでしばきたい。
ほんとなんでそれチョイスしたんだ。
「あ、内容しらなくてもだいたい質問に答えれるからか」
「お? よくわかったにゃん。まあ、アリバイのほうが崩れない限りどうしようもないと思うけど、一応用心しといたほうがいいかな。じゃ俺はこれで。二件目はまた追って連絡するにゃ」




