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魅いられる  作者: 月島 真昼
三章 愛川数死の殺人事件
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平均の話



 僕は県内のバスケットが強い高校に進んだ。別に推薦してくれたわけではなかったけれど、その高校の監督が「うちにこないか?」と誘ってくれていた。

正直なところ僕は高校にはいかないつもりだった。姉ちゃんの負担になりたくなかったし、姉ちゃんのお金を稼ぐ方法に疑問も持っていた。

 受け取らないと言ったときに姉ちゃんが見捨てられたような、ひどく悲しい顔をしたことが僕の決心を鈍らせた。高校にいきたくないわけではなかった。むしろバスケットは続けたかった。結局押し切られる形になった。断ったら姉ちゃんがどうにかなってしまいそうな気がしたのだ。

 僕は頭がそれほどよくなかったから、勉強のほうはなかなか苦戦した。けれどやりたいことがはっきりしていると努力することはそれほど苦労しなかった。僕はどれくらい勉強すればどの程度の点数を維持できるのかを学んだ。平均周りだったけれど赤点を取ることは無くてテストの度に胸を撫で下ろしていた。



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