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魅いられる  作者: 月島 真昼
一章 愛川誕生の殺人生活
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重量の話


 呼吸をするように人を殺す、というのは最初のうちは難しかった。何度かの矯正を得て俺はそれを身に付けた。人間は慣れる生き物だ。いや人間に限らずか。ラットは光の先に餌があるとわかれば餌が無くとも光を目指すようになる。同じことが俺の精神構造で起こる。最初は食料。いまは金銭。殺人という光の元にそれは置いてある。だから俺はそれを目指す。

 俺は殺した人間についてあまり考えない。彼らはほとんど普通に生活していてある一点を持って人に疎まれている。

 どちらかといえば俺は性善説を信仰している。彼らが汚点一つで消えない美点を持っていることは知っている。


 まあそれはそれとして


 前回と違って今回は仲介屋経由で引き受けたからそのうち家に金が放り込まれるだろう。余談だが彼らは絶対銀行振込をしない。

 仲介屋経由で仕事をすると手数料を取られるがそれでもまあ100万前後。元手は先代から受け継いだ『定規』一本と『芯』二本。


 ……ボロいなぁ。


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