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魅いられる  作者: 月島 真昼
二章 愛川既死期の殺人学校
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怨恨の話

「僕には予防線を張れなかったよ、姉さん」

 その一言でいろいろわかってしまった。

「そう。えらいね、カズは」

 頭を撫でてやる。カズくんはちょっと泣きそうな目をしてる。

「いじめられてたのは、ユキだったんだね」

 辛そうにカズくんが俯く。ユキは逆にずっと伏せていた顔をあげた。

「あかりの好きな人をあたしが盗っちゃったんだって」

 うわぁ。ドロドロだなぁ、小学生。

「あかりぶさいくなのに顔だけ広いからさ。あ、物理的な意味でもね。あちこち手を回してポン。って急に友達いなくなっちゃった。みんな薄情だよね。あたしが性格悪いからなのはわかってるけど」

 そんなことないよ、とも微妙に言えない。

「でも、そこまでやること、ないよね」

 カズくんが肩を抱いてやるとユキちゃんはしくしく泣き始めた。不謹慎だけどなんだかカップルっぽい。私と成木よりは断然に。

「それだけ。まあなんとかするよ。応援してて」

 何か言おうと思ったけど何も言えなくて頷いた。



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