表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魅いられる  作者: 月島 真昼
二章 愛川既死期の殺人学校
101/195

折檻の話


 切味ちゃんが折檻されていた。

「さ、鮫口……、もうやめるのじゃ。わ、わしが悪かったのじゃ……」

 手足が縛られている切味ちゃんの前で彼女が好きな和菓子系の甘いものがいっぱい並んでいる。それを子供達がパクパクと食べていく。

「あ、帰ってきたの? 連絡くれたら迎えにいったのに」

「あの笠原さん、それ……」

 恐る恐る切味ちゃんを指差す。

「ああ、これ? あんたが大怪我したのに和菓子優先させた罰よ。ちなみに昨日から何も食べさせてないから」

 切味ちゃんは結構食いしん坊である。気が付いたら何か甘いものを食べてるような印象がある。

 まあ切味ちゃんはいつも糸の切れたタコみたいにフラフラしてるから実は私と会うことはあんまりないんだけど。

「あんまりなのじゃ」

 ぐすん、と鼻を一度大きく啜る。

 カズくんが心配そうな目で見る。笠原さんが鬼の形相で結び目を解く気力を奪う。

「あ、あのさ、切味ちゃん」

「既死期なんかもう嫌いなのじゃ」

 ダメだこりゃ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ