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88【マリア4】

長い!

なんでこんなに長いの!

エリカの方全然考えてないのに!

困る割とマジで。

あ、次で終わらせます、ごめんなさい。



「ロゼ、ちょいちょい」


私はそう言ってロゼを手招きし耳を寄せさせ小声で話す。


「えっと、簡単に言うとマリアを虐めてるのは義理の母親でその親がメイプル侯爵家で強いからダングルク様はやめろと言えないってこと?」


次はロゼが私の耳元に口を近づけてきて話し始める。


私達、今結構失礼なことしてると思うんだけどダングルク様は何も言わないよね。

まあ、いいか。


「メイプルではありませんメイプールです。

メイプール侯爵様は名前がメイプルに似ていて甘いと思われるのを嫌っているらしいので気をつけてください」


あ、気にしてるんだ。

私は結構いいと思うんだけどなぁー。

可愛らしいじゃん!


「それで内容ですが、ざっくりまとめるとそうなります」


「で、どうしたらいいと思う?

マリアのことは助けたいと思うんだけど」


「そうですね。

メイプール侯爵家は第二王妃派閥のくそったれ貴族なので後々駆除するつもりでした。

なのでその駆除する順番を早めましょう。

まず、マリア様には色々な理由を付けてネニュファール家で一旦引き取ります。

公爵家令嬢の要望とあらばメイプール侯爵家も強くは言ってこれないと思いますが長引くと変に勘ぐられてしまう可能性があるので早めに潰します。

その後、マリア様をダングルク様の元に帰せばよろしいかと」


「サレーナとかいうマリアに暴力を振るってた人は?」


「メイプール侯爵家が潰れ後ろ盾が無くなるとサレーナ夫人はただのワガママ娘です。

それどころか親は犯罪者として裁かれますから犯罪者の娘ですね。

ダングルク様の鶴の一声でクビがとぶほど地位が低くなります。

そうなればマリア様に暴力を振るう所ではないでしょう。

明日は我が身です」


「わかったわ。

じゃあ、ロゼ、ダングルク様に説明よろしく」


「かしこまりました」


今自分でやれって思ったでしょ?

でもそれじゃダメなんだなぁ〜。

私が説明するとどこかで絶対余計な事言っちゃうからね!


「ダングルク様。

当分の間、マリア様を預かります。

マリア様を預かりる理由は今後、マリア様をエレナ様のお着きにする可能性があるのでその教育の一環とでもすればメイプール侯爵家はマリア様を返せと強く言ってこないでしょう。

ですがやはり物には限度と言うものがあります。

なので出来るだけ早く事態を解決しマリア様が安心して暮らせる環境を作ってください」


「わかりました。

全力を尽くします。

本当にありがとうございます」


ダングルクはそう言って深々と頭を下げた。


◆❖◇◇❖◆


マリア視点


私がこの部屋に入った途端、目まぐるしく状況が動いていきました。

私の知らなかった情報。

今までそれが正しいと思っていたことへの周囲の疑問と修正。


お父様は本当は私を愛してくれていた?

道具として扱っていたのはサレーナ様のせい?

私に暴力を振るっていたのはサレーナ様でお父様に暴力を振るわれたことがないのは事実だし、今日、エレナ様に会う前に私の部屋に来たとき耳元で「絶対に友達になりなさい。それがお前のためになる」とエレナ様と友達になることを命令したのも、もしかして私を守るため?


私は、頭の中で何が正しくて何が間違っているのか、私はこれからどうするべきなのかをお父様達が話しているのを聞きながら考えましたがあまりの情報量に混乱し途中で考えることを放棄しボーッと成り行きを見守った。


そしていつの間にか話し合いは終わってあれよあれよという間に私は数少ない私物と共に馬車に載せられた。


まったく状況が掴めません。

誰か助けてください。


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