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87【マリア3】

あけましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いします。


マリア編長ない?笑

「グレンツェン伯爵家は二世代前、簡単に言うとダングルク様のお爺様の世代までは男爵家でした。

それをダングルク様のお爺様とダングルク様のたった二世代で伯爵家、しかもその上位に位置する程の地位を得ました。

これが百年以上前のザイデルバスト大陸にもっと多くの国がありセンプレヴェルデ王国も含め多くの国が戦争に励んでいた時代なら戦争の功績を認められるなどしてすぐに爵位が上がることがありました。

しかし、もう戦争は集結しておりセンプレヴェルデ王国は平和になっています。

なので普通ならグレンツェン家のようにこんなに早くに爵位が上がることは無理とは言いませんがとても難しい事なのです。

それをグレンツェン家は実現しています。その裏にはメイプール侯爵家の力が大きいんです」


あ、何か甘そうな名前が出てきた。

説明長いなぁー。

飽きてきちゃった。


私はそんことを考えながら聞いているふりを続ける。


「先代はそれはもうメイプール侯爵家の後ろ盾を使って色々やっていたみたいです」


「そうですね。

あまり自分の父親とお爺様を悪くは言いたくはありませんがあの人はメイプール侯爵家の人達と同じくクズでしたよ。

爵位を上げるためならなんだってしてましたからね。

早死してくれて助かりました」


「まあ、昔のことをとやかく言うつもりはありません。

このようにグレンツェン伯爵家はメイプール侯爵家の助力によって爵位を上げてきました。

その結果、グレンツェン伯爵家は爵位と引替えにメイプール侯爵家に多くの秘密を握られ絶対服従の関係になったと言うわけですね。

おんぶにだっこでしたからもう全部丸裸なわけですね」


「それどころか内側まで入られているのでちょっと抵抗しただけで攻め落とされますよ」


「ああ、サレーナ夫人のことですか」


「そうです。

サレーナはメイプール侯爵家の長女です。

そしてその身の回りの世話係として結構な数の使用人を連れてきました」


「監視ですか」


「でしょうね。

私が変な真似をしないように」


「と、いうことはマリア様に暴力を振るっているのも?」


「はい、サレーナです」


「マリアは五年前に死んだ第二夫人のクラリスの娘でしてサレーナは自分の子供以外が自分の家で大きな顔をすること、私の関心が向くことが嫌だったんだと思います。

あいつは極度の自己中ですからね」


「それではダングルク様がマリア様を突き放してきたのはマリア様のためですか」


「はい。

私がマリアに優しくしてしまうとマリアの命が危険にさらされる可能性が高いと思ったからです」


「え!?

マリアも貴族令嬢だよね!

そんな簡単に殺してしまおうって発想になるの!?」


私はマリアの命が危ないと聞いて思わず声を上げてしまった。


「なるんですよ。

盗賊に襲わせるなり毒を盛って病死に見せかけるなり方法はいくらでもあります。

家族の家督争いなどでたまにありますからね」


「へ、へぇー」


貴族怖!

家は家族みんな仲良しだから大丈夫だよね!?


「エレナ様、そんな心配そうな顔しなくても大丈夫ですよ。

ネニュファール家はこの国の貴族の中で一番を争うほど仲がいいですしそもそも理由がありませんから。

これはあまり良くは無いですがネニュファール家はヴィケ様しか男がいませんしね」


「そ、そうだよね」


ロゼが言うなら間違いないよね。

一安心一安心。


「いいですな。

家族仲がいいのは羨ましい限りです」


「すみません。

話がそれてしまいましたね」


「いえいえ。

大丈夫ですよ。

今話したのが我が家の現状です。

今ここで話したことはすぐにサレーナやメイプール侯爵家に伝わることでしょう。

我が家もこれで終わりかもしれません。

ですがマリアだけでも助けてもらいたい!

お願いします!」


ダングルクが私に深く頭を下げる。

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