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80【リリの婚約】

「しかし、王様!」


「ん?

何がいけないのだい?」


「そ、それは!」


「アドニスとエレスティーナの婚約のとき君は喜んでたじゃないか。

アルスとリリアナの婚約はダメなんだ?」


アルスとはこのセンプレヴェルデ王国の第二王子で、エレナが知っている乙女ゲーではリリの婚約者になり、そのあと色々あってリリを断罪する存在だ。


ブレインはその事を知らないが、エレナからアルス様がリリに酷いことをする夢を見た。そしてそれが気になってアドニス様やカメリア様に話を聞いたところ、アルスにそれほど悪い人ではないが第二王妃や欲の強い貴族がアルスを次の王にしていい思いをしようと裏でいろいろしているという噂があると聞いたらしい。そのことをエレナはブレインに伝え、「もし、アルス様とリリの婚約の話が出たら断ってください。絶対にリリは辛い思いをします。」と言われていた。

本当にアルス様が王になりたいのならば可能性は十分あるだろう。我家と関わりを作ることは王になるのに一番手っ取り早く確実だからだ。

ブレインは自分でもアルス様の周りを調査した結果黒よりのグレーだということがわかっているので、アルス様とリリの婚約には反対だ。


だが、今王様の横には第二王妃がいる。変なことを言えばすぐさま我家を潰しに来るだろう。そう易々と潰される家ではないが相手は何をするしでかすかわからない貴族とつるんでる以上リリやローゼ達には被害が及ぶ危険がある。


くっ!

ここは受けるしかないのか。


「ブレイン殿どうなされたのですか?」


第二王妃が少し笑顔で聞いてくる。

ブレインはその笑顔が憎くて仕方なかったが手を握りしめながら言葉を発する。


「謹んでお受けします」


ああ、俺はこれからエレナにめっちゃ怒られるんだろうなぁー。


ブレインはそう思いながらゆっくり帰路に着いた。

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