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69【病気】

久しぶりの投稿!


女の子が折れて体の力を抜いた。


「じゃあ、名前は?」


「フォンセ」


「何で暗殺者なんかやってるの?」


「お前、正解。

妹、病気、お金、必要」


「じゃあ、誰に命令された?」


「コンプレアンノ」


コンプレアンノって誰?

てかめっちゃ言い難い名前だよね。


「ロゼ、コンプレアンノって誰?」


「コンプレアンノ家は伯爵家ですね。

自分の家の商会を持っていますので動機としては有り得ますね。

ブレイン様に連絡して捕らえてもらいますね」


「うん、お願い」


「大体の質問は終わったね。

最後にあなたの妹の話をしてちょうだい」


「妹、駄目!」


大人しかったフォンセが暴れ出す。

私が妹になにかすると思ったのだろう。


「大丈夫よ。

妹に手出しはしないよ」


フォンセは私が信用出来ないのか凄い目で睨む。


「正直に言うと私はあなたが欲しいのよ。

でも、別に妹を人質にするとかそういうことはしないよ。

いつ寝首を搔いてくるかわからない味方なんて怖くてやってやれないしね。

だから、あなたの妹の治療を手伝ってあげる。

その代わり、あなたは私に忠誠を誓いなさい」


「妹、治らない」


「私は公爵令嬢よ。

あなたでは治せなくても私が本気を出せば治せるかもしれないわよ?

それに、このままだったら妹さんもう長くないんでしょ?

あなたに迷ってる暇なんてないと思うんだけど」


フォンセが私の言葉を聞いて悩む。


「わかった。

もし、妹、治ったら、忠誠、誓う」


「よし、じゃあ、妹がいる宿を教えてください。

ヴィルデ」


「はい」


「この子に、宿の場所を聞いて、医者と一緒に行って連れてきて」


「はい、了解しました」


ロゼがフォンセから宿の場所を聞き部屋を出ていく。


「妹さんは、なんて病気なんですか?」


「魔力放出障害」


「え!?」


私の後ろにいたロゼが驚いたような声を上げる。


え?

なに?

魔力放出障害ってそんなに珍しい病気なの?


「ロゼ、魔力放出障害ってどんな病気なの?」


「魔力放出障害はですね。

魔力は、普段から空気中の魔力を体に取り込むことで魔力回復をしているのは知っていますよね」


「うん」


「ですが、魔力は取り込むだけではなくて、余った分は体から出しているんです。

しかし、魔力放出障害は、その余った分を体から出す機能が何らかの影響でおかしくなり、魔力を体から出すことが出来なくなるんです」


簡単に言えば、リリの病気の逆バージョンか。


「魔力を体から出すことが出来なくなるとどうなるの?」


「体に大きな負担を及ぼし、高熱にうなされ死にます」


「治す方法は?」


「あるにはあるのですが、、、」


ロゼが言い淀む。


「ん?

どうしたの?」


「ドッグローズ、今私達がいるこの街ですね。

この街の近くにある森、魔物生息地帯のほぼ中央に大きな一本の木が生えているのは知っていますよね?」


「うん、ヴィルデに教えてもらったことがあるよ。

生命の木って呼ばれているんだっけ?」


「はい、それであってます。

魔力放出障害は、その生命の木の葉と光の特殊魔法が必要になってきます」


「光の特殊魔法は大丈夫だけど魔物生息地帯にある生命の木の葉は少し厳しいね」


「ん?

光、特殊魔法、なぜ?

今、存在、していない」


あー、私が光の特殊魔法を使えることを秘密にしてるから世の中では光の特殊魔法を使える人はいないことになってるんだったね。


「何故なら、私が使えますから!」


めっちゃドヤってやった。


やばい、恥ずかしい!

顔赤くなってないよね!?


「え!?」


「見せるのが早いよね」


私はそう言ってフォンセに近寄っていく。


「ん!」


私を信用出来ないフォンセは体を強ばらせる。

そんなフォンセを無視して近寄り私が付けた切り傷の所に手を当て回復魔法を使う。


ほぁー、と淡い光が傷を覆ったと思った途端、瞬く間に切り傷が治っていく。


今日も読んで下さりありがとうございます

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