64【新しい仲間】
おはようございます!
それからまた一年の時が経って私は九歳になった。
ドッグローズから戻るまであと一年だ。
この一年で色々なことが起きた。
私専属の護衛が二人とメイドが二人増えたのだ。
もちろん四人とも私がちゃんと給料を出している私の部下だ。
それとなんかメイドが増えて手が空いたロゼが資金運営をしてお金を増やしたり貴族や商人とのコネクションを広げているらしい。
ロドデンさんの商会もいつの間にか私の下に付いてるしもう意味わかんないよね!
らしいって何だ!
ロゼの雇い主だろ!って思った人全くもってその通りだと思うが馬鹿な私には難しいんだよ。
ロゼはちゃんと私に報告をしてくれるが言っていることの半分も理解出来ていない。
まあ、ロゼのことは全面的に信用しているので好きにしてもらっている。
たまにロゼが仲良くしてくださいと言った商人や貴族と会って適当に話したりするのが私の仕事だ。
話は変わるがリリの容態も随分と良くなっており、私がお父様達のいる屋敷に戻る時に一緒に戻る予定だ。
「ほらほら、そんなんじゃ一瞬で殺されますよ。
もっと頭を使って行動しなさい」
訓練場でヴィルデがエイジとイーラの訓練をして、それを私とリリが見学しながらお茶を飲んでいた。
無理やりリリを連れ出したみたいに思われるとなんなので言っておくと、リリは走ったりすることは出来ないが外を散歩できるぐらいは回復している。
「お姉様、最近ヴィルデの調子がいいですね」
「そうだね。
生き生きとしながらエイジとイーラをいたぶってるよね」
エイジとイーラは先程言った新しく私の専属護衛として私が雇った子だ。
歳はエイジが十四歳でイーラが十三歳とまだ幼いが私とヴィルデが見込んだだけあってなかなか動ける。
「ロゼ、何でヴィルデがあんなに生き生きしてるかわかる?」
後ろに控えていたロゼに話しを振る。
「それは想像できますよ。
多分ヴィルデさんは自分の弟子みたいなのができて喜んでいるんですよ」
「そんなこと言ったら私だって一応ヴィルデの弟子なんだけど」
「あ!
それならヴィルデに聞いたことあります」
リリが何かを思い出したかのように言う。
「え?
なんて?」
「お姉様は優秀すぎて教えることがないって、それでいて今はお姉様のほうが強いのでしょ?
それはもう弟子でもなんでもないと思いますよ」
「あー、それはあるかもね」
「「失礼します」」
そんな話しをしていると二人のメイドが話しかけてきた。
双子でもないのにきいピッタリだね。
そう、この二人が私が新しくメイドとして雇ったメイとアノンだ。
「どうしたの?」
「エレナ様、ロドデン様が尋ねて参りました。
今は部屋にお通しして待ってもらってます」
「そして、ロゼ様、私達の基本の仕事が終わりました。
次は何に取り掛かればよろしいでしょうか?」
メイとアノンが順番に言う。
本当にこの二人って連携取れてるよな。
「わかった。
ありがとう。
リリ、ごめんね。
お客さんが来たみたいだから戻るね」
「はい、お姉様。
お仕事頑張ってください」
「ありがとう」
励ましの言葉をくれるリリの頭を撫でてからロドデンさんが待っている部屋へ向かう。
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